本当にあったパチプロのはなし

ちょっと変わった経験談や、ギャンブルとの向き合い方について書いています。

パチスロの上手さは収支だよ

パチスロの上手さとはなんなのか。

 

結論から言うと収支。上手さ=収支。これが個人的な結論。

 

となると、「結局のところ多くの打ち子を抱える軍団長みたいなのが上手いのかよ。いや、それってパチスロが上手いとか下手とかじゃなくて組織を作るのが上手いとかマネジメントが上手いとかそういうことなんじゃね?」という話になると思うんだけど、そういうのも引っくるめての上手さだと僕は思うよ。例えば「ほぼ設定6ツモれて、ピンで月平均150万です」って人と、「打ち子20人抱えてて日当1万で平均1.5万の台打たせてます、なので月平均300万です」という人なら余裕で後者の方が上手い。

 

これに違和感を覚える人も多いと思うんだけど、それは「パチスロが上手い」という言葉の意味があやふやで、それゆえに齟齬が生まれやすいというのが原因だと思うんだよね。

 

「パチスロが上手い」っていう言葉はパチンコ屋さんに日常的に通っている人の間では日常的に使われるじゃない。でも冷静に考えて、割と意味わかんないからね。日本語としてちょっとおかしいでしょ。意味が通っていない。

 

ニュアンス的には「車が上手い」みたいな感じかな。「車の『運転が』上手い」とか「車の『板金が』上手い」とかなら意味が通じるんだけど、単に「車が上手い」って言っても意味が分かんないでしょ。それと一緒で「パチスロの『目押しが』上手い」とか「パチスロの『デザインが』上手い」とかなら分かるんだけど、単に「パチスロが上手い」と言われてもいまいちピンとこないんよね。

 

だからこの話は不毛なんだよ。問題がおかしいんだから答えの出しようがない。

 

とはいえ、先述の通り「パチスロが上手い」というのは日常使いされる言葉。意味が通らないけれど日常使いされる言葉。これを解釈しようとすると、意味を通す必要がある。意味を通す為には「パチスロの『〇〇が』上手い」の『〇〇』を無理やり補完する必要がある。でも、その『〇〇』って不定なわけよ。人によって当てはまる言葉が違う。同じ人でも状況に応じて違ったりする。だから単純に「パチスロが上手い」と言った時に、解釈が分かれる。『目押し』だという人もいれば、『高設定の投入場所を推測する能力』だという人もいる。もう少し解釈を広げて『収支』だという人もいる。『ハイエナの狙い目を立てる能力』だという人もいる。

 

「パチスロの『収支が』上手い」というのも、それはそれで変な日本語だから、フォーマットに合わせるならば「パチスロで『収入を得るのが』上手い」みたいな感じになるのかな。

 

僕は一応パチスロ専業的な立場なので、パチスロを打つ目的というのは収入なわけよ。お金が稼げればなんでもいいわけ。楽しい低設定よりクソ台の高設定。目押しやゲームフローの理解を通じて楽しもうという気もあるけれど、それは収入を得るという主目的に対しては微々たるものなのよね。これは「設定とハイエナどちらの方が良い」みたいな話にも少し通じるんだけど、パチスロで収入を得ることができれば手段はなんでもいいわけよ。実際のところ、必ずしもその収入を最大限にしようと努力しているわけではなくて、「楽をしたい」だったり、「ホールとか他の客に嫌われたくない」という思いもあるんだけど、そういう思い自体も「パチスロで収入を得る」という考えが根底にあるからこそ生まれるものであって、「パチスロ=収入を得るもの」という主目的は揺るがない。

 

したがって、「パチスロで『収入を得るのが』上手い」。これを略して「パチスロが上手い」と、こういう公式。

 

いや、考え方としてあってるのかどうかは自分でもよく分からん。なお僕の今月(2022年6月)の収支は今のところプラス5万4000円です。

 

 

 

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牡蠣あたった

牡蠣にあたりました。

 

 

一日目

18時 岩牡蠣を食べる。生食。わりとしっかりめのイタリアンレストランみたいなところ。他に食あたりしそうなものはなにも食べていない

 

0時 就寝。この時点ではなにも違和感はない

 

2時半 不意に目が覚める。と同時に屁をこいたところ肛門付近に急激な圧力を感じ、トイレに駆け込む。9割と水で1割固形のうんことは呼べないようなものが出る。吐き気を感じる。バファリンを飲む

 

3時 嘔吐。吐き気が若干収まる。嘔吐後続けて激しい下痢。便器に座っている間暇なので手の届く範囲で掃除をする。ティッシュペーパーについた埃と抜けた髪の毛を見ているとまた気持ち悪くなって嘔吐

 

4時 かなり落ち着く。本記事を書き始める。ここからはリアルタイム。推敲せずそのまま記す。下痢の頻度が15分で1回ほどになる。若干の吐き気はあるが5段階評価で2ぐらいの全然耐えられるレベル。症状が落ち着いたことにより今まで気にならなかったことが気になるようになる。まずケツがむちゃくちゃ痛い。ひりひりと痛む。激辛料理を3日連続で食べたようになっている。つぎにトイレットペーパーの在庫がヤバい。最初に駆け込んだタイミングでちょうどセットされていたものが無くなり、予備に交換したのだが、既に7割ほど使っている。予備は最後の1ロールだったので大波がくればワンチャン終わる。そしてパンツがなんか湿っている。えー嘘やんちゃんと拭いたと思うけれどと思いながら恐る恐るのぞくと、便はついていない。おそらく汗的なものかと思われる

 

5時 眠いので寝たいのだが、15〜30分に一度襲ってくる便意の為寝れない。洗濯物が溜まっていることに気づき、洗濯機を回すべきか迷うが干してる時に不意に漏らしそうなのでやめる。トイレットペーパーの控えを買いに行くために家から徒歩数秒のコンビニに行くことを考えるが、便意の波が来てから数秒でピークに達する為、躊躇してベッドに横になる。目を瞑るが寝れない。

 

6時半 ベッドに横になりながらAmazon primeで哭声/コクソンという韓国映画を観ていたところ、便意がかなりおさまっていることに気づきトイレットペーパーを買う為にコンビニに向かう。倦怠感があることに気づく。身体の節々に痛みとまではいえないレベルの違和感を感じる。おそらく最初からあったものの吐き気と便意の方が強く、かき消されていたのかと思う。額を触ってみるが高熱はなさそう。もしかしたらこれワンチャンコロナかと思う。まあ十中八九は牡蠣だと思うが。とりあえずこの時点で今日は家でゆっくりすることを決断する。コンビニでトイレットペーパー4個入りとウィダインゼリー2つ、500ml紙パックのピルクル、煙草を購入。約1500円。家に帰りウィダインゼリーを食べる。お腹が空いていたようで立て続けに2つ食べてしまった。そういえばさっきバファリン飲んですぐにゲロ吐いたから多分出ちゃってるよなと思い、追いバファリン。部屋の窓を開けてタバコを吸う。クソまずい。哭声/コクコンの続きを視聴。クソおもろい。この時点で1時間近く下痢をしていない。ゲロも吐いていない。倦怠感が徐々に大きくなってきている気がする。身体が痛い。なんか頭も痛くなってきた気がする。かゆ、うま。

 

二日目

16時 起床。いつの間にか寝ていた。身体の節々が痛い以外は特に違和感はない。寝ゲロも寝グソもしていない。一応パンツを見るがチビってもいない。身体の痛みにしても、寝過ぎて痛いのだと思う。思いっきり屁をこくも便意なし。熱もなし。吐き気、腹痛もなし。倦怠感あり。コロナの可能性は限りなく低いだろう。ぼーっとしながら煙草に火をつけた時、右手の小指をライターで炙ってしまい火傷。超痛い。

 

17時 外出。お腹が空いたので何か食べに行く。道中、若干ふらつく。頭が痛い。うどん屋でうどんを食う。冷やしぶっかけうどん。380円。迷った末に天かすを入れるのはやめてその代わりに青ネギを大量に入れる。2chコピペのまとめみたいなYouTubeを聞きながらうどんを食う。大した量ではないのだがお腹いっぱいになる。手持ちの現金が6000円くらいしかないことに気づき近くにあるパチ屋の貯メダルを下ろそうと思ったが想像していた量の1/10しかなかったので諦める。頭が痛くなる。倦怠感も徐々にひどくなる。700ハマりの大海SPがあったので打つもだるさに耐えられず125玉だけ打ち込み退店、家に帰ることにする。パチ屋を出ると小雨が降っている。傘をさすほどでもない。帰宅の道中にあったファミリーマートで煙草とウィダインゼリーを買う。

 

18時 家に帰りバファリンを飲みベッドに横になる。全く寝付けそうもないのでオナニーをする。パチ屋で黒ギャルに絡まれたみたいなエロ漫画を読む。射精する時に熱と若干の痛みをちんこに感じる。ウィダインゼリーを食べタバコを吸う。冷蔵庫に入っていた飲みかけのジョージア香る微糖を飲む。

 

20時 特にやることもなくベッドに横になっている。頭痛と倦怠感は全く治まる気配がない。なんとなく身体が熱い気がするが熱はない。腹痛もない。咳と鼻水も全くない。トイレには2時間以上行っていない。若干の吐き気がある。ほんとに若干。絶好調を10だとすると3くらいの体調。絶不調ギリ手前の不調って感じ。辛いレベルでいうと倦怠感>>頭痛>>>>吐き気。なにもやる気がしないので最近ハマっているさらば青春の光のYouTubeを見る。芸能人薬物グラム数大富豪みたいなやつ。くそおもろい。なんか知らんがカレーが食いたくなる。ただ食欲はない。カレーが食いたいのに食欲がない。こんな気持ちははーじめてー321。引き続きYouTubeを見る。パワプロ栄冠ナインの3年縛り動画を見ていたところでクソ眠くなってきたので寝ることにする。20時から流れで書いているが現在21時40分。

 

1時 目覚める。知らないうちに寝ていた。暑い。扇風機をつける。寝起きでいまいちよく分からないが体調は悪くないっぽい。頭痛はない。吐き気もない。倦怠感は若干。空腹感がある。twitchで赤見かるびのRUST配信を見る。高木がくそおもろい。こいつ本物だよ。まじで天才だと思う。最初はわざとやってんのかと思ったけど天然だろこいつ。逆に狙ってやってんなら余計やべえよ。

 

2時 よくよく考えてみると朝の6時から一回もうんこしていない。ゲロも吐いていない。出すもの出し切っているので体の中が空っぽなのだろう。これもしかして完璧に治ったんじゃないかこれ。つっても寝る前結構だるかったんやけどな。腹減った。セブンイレブンのカレー食いたいが我慢。なんとなく気になってhouseとhomeの違いについて学ぶ。また一つ賢くなった。なんとなくイチローのWBCの決勝打が見たくなったのでYouTubeで見る。これイチローも当然ヤバいがイムも相当ヤバいよなとあらためて思う。アンダースローで何キロ出てんねんこれ。

 

4時 たぶん完全に治った。明日はパチ屋に行こう。

 

 

 

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ロマンス通りの女王(仮)とH×H

 

彼女が本来の意味で女王だったのか。今となっては知る由もないが、確かに女王に相応しい美貌を備えていた。ルッキズムだ優生思想だと叫ばれて久しい昨今、少し憚れる行儀であるが、今までに関係を持った女性を顔面偏差値順に並べるならば大差の一位であることは間違いなく、この先ガッキーと不倫関係になるなどといったミラクルが起きない限り、この生涯においてその座は揺るがないであろう。

 

立てば芍薬、座れば孔雀、歩く姿は貧者の薔薇。傍目に見る分には見目麗しい彼女であるが、その実は毒花であった。

 

まず異質なのは左の二の腕の内側にある傷跡である。いわゆるリストカット跡とは少し違う。刺青とも違う。傷の箇所は手首ではなく、前腕部の付け根あたり。その傷跡は鳥の羽の様に放射状に広がっている。ぱっと見た目は刺青に色を入れる前の筋彫りを思わせるが、その傷の歪さを見れば、針や機械ではなく剃刀によって自身でつけたものであることが分かる。そしてその羽のような傷の中に、煙草の火を押し付けた丸く小さな火傷がいくつかある。それはひどく歪な形だが、どことなく羽を広げた孔雀にも見える。彼女は女王(仮)であるが故に派手なドレスを着る機会も多く、その二の腕を晒すことも多かったのだが、自身は特に気にする素振りを見せず、隠そうという気はさらさらないようだった。実際のところ、その傷跡自体は大した問題ではない。行為。剃刀で自身の腕をザクザク切り刻むという行為、つまり現在進行形の傷が問題なのであって、傷跡というのは後なのだから過去のものであり、新たに傷が増えなければ問題はない。では彼女の何が薔薇であり毒だったのか。それは激しい気性と暴力性である。

 

彼女には噛み癖があった。噛むのだ。人を。

 

その威力は彼女の機嫌次第で、その時々でまちまちである。大抵はシーズー程度なのだが、機嫌の悪い時、或いは良い時にはビーグルになりピットブルになった。僕の肉は少なく見積もって50グラムは持っていかれている。噛む箇所は耳、肩、腕など、ところ構わずと言った感じで自在であったが、特に好んだのが右脇の下あたりの横腹だった。僕は痩せぎすでそんなところに余った肉はまるで無く、骨張っていて、どう考えても噛みにくいと思うのだが、なぜかそこを好んだ。右脇腹には今なお噛み傷が残っていて、おそらく一生消えることはないのだろう。セックスの際に昂って噛み付くというのが王道パターンなのだが、それ以外でもことあるごとに噛んだ。昂ったり怒っている時はもちろん、平常時でも特にこれといったきっかけもなく不意に噛んだ。

 

噛むことが彼女の一番の得意技だったが、それ以外にもいくつかの技を備えていた。引っ掻き、引っ張り、首絞め。いざ言葉で書くと大袈裟で危険な感じがするが、実のところその大半は、HPでいうと6ポイント削れる程度のものであって、そこまで危険ということもなかった。「大半は」ということは80ポイントくらいのダメージを負う強攻撃も時にはあったわけだが。

 

大抵の場合、僕はそんな彼女の行動を放っておく。さすがに我慢できなかったり、命の危険を感じた時は彼女のことを思いっきりぶん殴った。そして彼女はそれを喜んだ。暴力行為をふるうのもふるわれるのも好きだった。或いは暴力をふるわれる為にふるっていたのかもしれない。

 

彼女は立派な名前のついた症候群なり障害をいくつか所持していて、合法非合法問わず、飲み合わせなどお構いなしに、何かしらの薬を常用していた。本来、症状を抑えるものであるずのそれは、僕の目からはむしろ逆効果に見えた。薬を飲むたびに癇癪を起こし、酔拳のように暴れ出す。そして時たまうまく呼吸ができなくなった。僕は苦しむ彼女を見て、一生ぶっ倒れとけばいいのになと思う。

 

彼女が抱える数多くの症例の中に多重人格とか解離性なんちゃらというものは無かった。無かったはずなのだが、極端な二面性を持っていた。二面性というか七面性くらい持っていた。激しい気性を持ちつつもどこか潔癖なところがあり、人にはガンガンあたるくせに物にあたることは決してなく、部屋はいつも清潔に保たれ整頓されていた。僕に噛みついて傷を負わせた後は、どこからか大袈裟なメディカルセットを持ってきて丁寧に治療をした。検査を受ければ一発アウトの薬をきめながら、道路に落ちているゴミを拾ったり赤い羽根募金をしていた。悪役女子プロレスラーのように散々暴れ倒し、引っ掻き、首を絞め、噛みついたかと思えば、急にすとんと落ち着き、少女のようにけろっとした顔で笑った。

 

その生活にはなかなかの緊張感があった。腹や肩の肉を多少削られるくらいならともかく、鼻やら耳やら指やらちんこやらを噛みちぎられては生活に支障をきたす。「そんなにヤバいなら離れればいいのに」というのは当然の意見である。僕もそう思う。だが面白いのだ。決してメンヘラ女が好きというわけではないのだが、本性を隠し猫を被り上辺だけ取り繕った女よりは良い。好奇心と危険性を天秤にかけた時、好奇心が勝つというのは男の性なのだと僕は思う。あと、統計学上メンヘラ度と美人度は比例する。

 

実際のところ、日常生活においては危険度がそこまで高いわけではない。彼女の暴力性が加速しないよう、武器になり得る道具、つまりは包丁、ハサミ、ピーラー、ヘアアイロン、金属製のボールペン、アイスクリームを掬うステンレスのやつなどは、全て捨てるか僕の家に隠した。その暴力性は衝動的なものであってそこに計画性は無い。単純に手の届く範囲の武器をできる限り排除することで致命的な攻撃をある程度防ぐことができた。素手の攻撃にしても基本的には何かしらの前兆があり、相対した状態の攻撃であればいくらでも対処のしようがある。暴走モードに入りどれだけ凶暴になったとしても、所詮は鍛えていない女である。僕は決して力のある方ではなくどちらかといえば貧弱なタイプだが、ヨーイドンの力比べになればまず負けることはない。

 

問題は寝ている時である。

 

意識の外からの攻撃はかわせない。妖怪の総大将でもかわせないのだから、ど素人の人間であれば尚更である。かわせないのなら受けるしかないのだが、僕には強靭な肉体も、劇的な再生能力もない。ぬらりひょんではないし、この世は漫画ではない。よしんば指や耳を持っていかれることを覚悟したとしても、初手で致命の一撃を食らえば普通に死ぬ。 

 

そこでたどり着いた答えが円であった。ハンターハンターを読み込み、研鑽を積むことで念能力の上辺を習得し、半径4メートルほどの円を展開することに成功したのだった。

 

苦労して習得した円であるが、結局発動することは一度もなかった。

 

彼女の行動原理は意味不明であり、推測の域を出ない部分が多々あるのだが、その攻撃はコミュニケーションの一貫であって、そこには悪意も殺意もなく、むしろ逆であったのだろう。なんらかの拍子でタガが外れるということも可能性としてなくはなかったのだろうが、とりあえずのところ、彼女が真剣に僕を殺しにかかるということはなかった。

 

歓楽街の女王の寿命は短い。三十になった私を置いて女王は消えた。ただし別に死んだわけでもないし、毎週金曜日に来てた男と暮らすことになったわけでもない。彼女は南半球に渡り、そこで葡萄を作って暮らすことになった。今なお葡萄を作っているのか、何をして暮らしているのかは知らない。相も変わらず元気にどこかの誰かに噛みついていることを願う。

 

 

 

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第三位 バイオハザード5

パチスロに相性は存在するのか。

 

ミレニアム問題、あるいは宇宙人はいるかいないかみたいな永遠に解けない問いなわけですが、個人的な解答は「なくはない」です。

 

いや、どっちやねんという話なんですけど、一応、オカルト的な要素を排除して期待値論的なもので立ち回っている立場としては、諸手をあげて「パチスロに相性はありまぁす!」とは言えないわけですよ。

 

でもね、機種寿命の短い昨今、個人で回せるゲーム数なんか限られていて、我々みたいな無職連中はともかく、普通のパチスロ好きのサラリーマンだと10万回転も回していない機種の方が大半でしょう。そんな中ではやっぱり揺らぎ、偏りというのは大きくなるわけで、それが良い方に偏った機種は相性の良い機種。悪い方に偏れば相性の悪い機種。そういう考えもあながち間違いではないのかなと思うわけです。

 

それでなくても、パチスロの抽選というのは基本レバーを叩いた瞬間になされているわけで、人によってレバーを叩くリズムが違うわけで、たまたまいい感じにめっちゃリズムが一致したと、そういった人間体感機的な現象も完全には否定できません。いやまあ厳密に言えば否定できるんだろうけど、細かいところに目くじら立てずに、別にそういう情緒やロマンがあってもいいじゃない。

 

 

一番相性の良かった機種

そういった意味で僕の相性の良かった機種は何なのか。バイオハザード5(エンターライズ/2012)です。即答。

 

打てばパニック、終わればレア役、初回のステージウロボロス。一撃万枚当たり前、一撃7万枚も。ベルを引きまくって通常時に純増7枚を達成。台に座る前から5000枚出ていた…などなど、全盛期のイチローを彷彿とさせるほどの相性の良さを誇っていました。

 

エンターライズというメーカー自体と相性が良かったのかというと実はそんなこともなくて、暇を見つけては中野のジパングまで打ちに行っていたストリートファイター4(2011年版の方。普通の店では導入がかなり少なかった)なんかはほとんど勝った記憶がないし、大ヒットした戦国バサラ2(これも2011年)に至ってはまともにARTが続いた記憶さえありません。バイオ5だけが謎に相性が良かったのです。

 

まあ、この世には夢も魔法もないわけで、タネも仕掛けもあるわけで。なぜそんなにも相性が良かったのかというと、バイオ5がメイン機種を張っていた時期は僕のスロプー人生のギリギリ夜明け前で、サラリーマンの身でありながらも人生で一番と言っていいほどガチのマジで立ち回っていたこと。そもそもバイオ5はメイン機種で扱いが良く、高設定の割が高かったこと(設定6で119%)。プレステ3版のバイオ5をやり込んでいて、コンテンツに対する造詣が深かったことなどが要因ですね。特にプレステのバイオ5に関しては、本編はそこまでやり込んでいなかったものの、マーセナリーズはインターハイ出れるんちゃうかというレベルでやっていましたからね。

 

なんでバイオ5が売れたのか

さて、個人的に相性が良かったのみならず全国で爆発的な人気を博し、しばらくの間、覇権を握っていたバイオ5ですが、これなにが良かったのか。

 

増殖上乗せの音が気持ちよかったとか、パニックゾーンのフリーズが良かったとか、「レフト!ライト!センター!オッケー!!」というナビ音が良かったとか、色々理由はあるんでしょうけれど、個人的に思うのは「あれこれ、いけるんちゃうか感」がすこぶる高かったという点です。

 

どういうことかというと、本機種は2.2枚というやや控えめな純増枚数と引き換えに、初当たり=ART確定(ボーナスなどという邪道なものは無い。エピソードはエピソード)と、極端に確率の重いプレミアフラグを排除することで、そこそこ上乗せしてくれる。さらに、エンタ伝統のラッシュ転落1ゲーム目にレア役を引くと復帰確定、加えて、終了時にはハズレを引くまでコインを貯めるミニゲームみたいなのが始まって、それでもそこそこ復帰する。とどのつまり、数万分の一のプレミアフラグを搭載した従来の一撃爆発系の機種を年末ジャンボ宝くじとするならば、一等100万円くらいのスクラッチくじ。当たっても人生が変わるほどではないけれど、その分当選確率は高いし、いざ当たればなんやかんやで普通にうれしいみたいな、そんな感じ。

 

あとはやっぱりウロボロス。シンフォギアを打っていて、急に変な女が「歌ってはダメーー!」とか言い出して画面が固まって、あれこれ台ぶっ壊れたんちゃうか…というぐらいずっと固まっていて、店員を呼ぼうと呼び出しボタンを押した瞬間に変動が再開し、なんやかんやでハズレるというのは誰しもが通る道かと思いますが、そんな感じの演出…演出っていうか特化ゾーンですね。それがウロボロス。液晶にはアナログテレビをぶん殴った時のようにノイズが走り、リールの動きは宇宙で打っているかのようにぐわんぐわんと不規則になり、右のサブ液晶はプレス機のようにガシャンガシャンと上下する。で、液晶を蛇が覆い尽くせば無事ウロボロス突入、上乗せ性能超アップ。その状態でシューティングバーストを引けば2万ゲームくらい上乗せすると、そんな感じでした。楽しかった。

 

エンターライズの隆盛

スト4、バサラ、バイオ5。五号機初期から中期にかけてのエンターライズは、出す台はもれなく大ヒット。まさに無双状態だったわけですが、バイオ5を境にして、ガクッとダメダメ方向にシフトしていった印象があります。

 

僕は業界通ではないのであまり詳しくはなくて、小耳に挟んだというレベルの話なんですけれど、エンターライズのバイオ5を作ったチームが七匠を立ち上げてベルセルクを作ったという話を聞いたことがあります。なのでバイオ5以前と以後でガラッと作風が変わっていると。言われてみれば、七匠第一段のベルセルクと、その後に出たニンジャガイデンあたりはどことなくバイオ5に近いような気もせんこともなく、あまり流行りはしませんでしたけど、個人的には七匠の初期の機種は結構好きでした。

 

逆に、バイオ5以後のエンターライズの台は個人的にはいまふたつ。6号機に入ってからは若干息を吹き返しつつあるものの、5号機末期はそれはそれは酷かったですからね。ある程度売れたのはモンハン月下くらいで、バイオ6とかアズラズラースあたりは、打っていて「これマジか…」みたいな気持ちになったことを覚えています。

 

 

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第1位 新鬼武者

 

日の出る黄金の国ジパング、もとい日本において桜というのは特別な花なのです。花見で一杯、開花予想、桜餅、鈴木えみ、卒業式、入学式、キットカット、ワシントン。広く国民に親しまれている桜。その歴史はクソ古く、今から1200年以上前の平安時代には既に国内で広く親しまれており、当代の嵯峨天皇によって日本初の花見が開かれたと、そうウィキペディアに書いてありました。

 

いや知らんけどね。もしかしたら日本以外にも桜大好き国家とかあるかもしらんし、別に桜になんか興味が無い人も多いんでしょうけど、日本人、とりわけ古のスロッターにとって桜というのは大切な思い出。春先に咲き春に散る、儚い桜の花びらを見たら思い出す、そんな台があるのです。

 

僕のパチスロ人生は16歳の時、初代北斗の拳によって始まり、以来、暇を見つけてはパチ屋に入り浸っていたわけですが、21歳前後の約一年間、パチスロを全く打たなかった空白の期間がありました。当時の僕はアルバイトで稼いだ金を全てパチスロで使い果たし、たまに勝とうものなら身の丈に合わない焼肉を食いに行ったり、ウインベルマジックの最上階に泊まったり、ケンタで飯奢ったりして豪遊。宵越しの銭など持たず、幸いにして借金すらなかったものの貯金は余裕でゼロというまさに模範的スロッターだったわけですが、地元を出て上京するにあたり、引っ越し代だの敷金礼金だのが必要になり、その貯金をする為にアルバイトに勤しみ、泣く泣くパチ屋通いを自粛していたのです。

 

空白の一年を経て神戸というヤクザだらけの薄汚い港町を飛び出し、さらに薄汚い池袋という大都会に住み出した青年時代の僕は、貯金をせねばならんという重圧からも解放され、東京に友人・知人が全くいなかったこともあり孤独なパチ屋通いを再開させたわけですが、一年間でホールは様変わりしていました。パチスロ界で産業革命が起こり出玉性能が飛躍的に向上していたのです。ここでスペックやら仕様の進歩について語り出すと長くなるので端折りますけど、端的にいうと、パッとしない瓶底眼鏡の長髪黒髪女子と一年ぶりに再会したら、どエロ黒ギャルになっていたみたいな、そんな感じでした。

 

エウレカ、新鬼武者、蒼天の拳、爺サマー、リンかけ日本jr、猪木、vivaドン、アベノ橋☆魔法商店街……。個人的にはこの時代が5号機黄金期。後に登場する鉄拳デビルやらハーデス、凱旋なんかと比べると出玉性能や荒さは大したこと無いのですが、先んじた禁スロ生活の影響もあり当時の台は新鮮に見え、大好きで死ぬほど打っていました。そして、その中で一番ハマったのが「新鬼武者(2010年/ロデオ)」です。

 

今まで打った回転数を覚えているほどマメな性格ではないので推測ですが、おそらく5号機で一番打ったのが新鬼武者。たしか当時の池袋には楽園もマルハンもジャパンニューアルファもフォーションも無く、やすだ6・9、甲子園、あたりや、遊大陸、トーヨー、グリンピースなど、大中小のパチ屋による群雄割拠の戦国時代だったわけですが、その全ての店の全ての新鬼武者を打ったのではないかと思います。「全ての」というのは流石に言い過ぎかもしれませんが、いうて冗談抜きでほとんど打ったと思いますよ。あの悪名高きガイアにすら打ちに行きましたからね。そのうち九分九厘は設定1か2だったかと思われますが、ひたすら中段ベルを数えて、その確率のみを頼りに設定判別に勤しんでいた覚えがあります。まあ当然のように、幻魔にボコられまくりの負けまくり…というわけではなかったんだよなあなぜか。当時の僕は収支などという軟弱なものは付けていなかったので詳細は不明ですが、そこそこ勝てていた記憶があるんですよね。いや、勝てたというと言い過ぎかもしれなくて、実際のところはちょい負けぐらいで済んでいたんだと思います。一撃万枚でウハウハウハみたいなのは無かったんですけど、覚醒で5000枚くらい出て新しい携帯電話を買ったり、なんか知らんけど8000枚くらい出て仕事をサボったり、第一話で6000枚くらい出て歌舞伎町でたけのこ剥ぎにあった記憶があります。

 

スペック面でいうといわゆるA+ARTってやつで、ARTは1セット50ゲームの継続率管理で、ゲーム数上乗せはあるけどセット数上乗せは無くて、まあオーソドックスなタイプですよね。超普通すぎて今となっては特筆すべき点は無いんですけども、当時としてはエウレカセブンと並んで最新かつ高スペック。ARTはビッグ、レギュラーに次ぐ第3のボーナスなどと言われていました。

 

さて、新鬼武者、何が面白かったのかというと、まあ例のごとくパッとは思いつかないわけですが、とりあえずなんか面白かったんだよね。イケイケ感っていうかね。「ボタンを押すで御座る!」からの「ピーポーピー、ピーポーピー、ブィブィブィ」とかね。急にデカい燭台みたいなのが出てきてドゴーン!とかね。バケ中にちょろちょろしてる阿児とか、百鬼中の魂がしゅわしゅわしてる感じとか。テローンとか。不意に流れる浜崎あゆみとか。白ガッチャ紫ガッチャとか。ざっくり言うと演出が良かったということになるのかね。まあ細けえことはいいんだよ。面白いもんは面白いの。なんつーかなあ、完璧なんだよなあ。漫画でいうとブラックジャック。映画でいうと七人の侍。古典的名作みたいな。今現在改めて見ると、展開が予想できたり、どこかで見たような描写があったりして退屈な部分もあるかもしれないけれど、そりゃそうなんだよ。だって完璧過ぎて、完成度が高過ぎて、それゆえにパクられまくってるんだもん。

 

結局ね、桜を見たら思い出すのはなんなんのかっていう話よ。一般的な日本人の半分は鈴木えみを思い出して、残りの半分は花札の三月を思い出すんだろうけれど、我々おじさんスロッターは蒼鬼・結城秀康だよなあ。ポリゴンの荒い半笑いの結城秀康の顔と、「はにゃへろりー、さくらー」みたいなわけわかんねえ謎の歌は、たぶん一生忘れないと思うよ。

 

 

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第4位 アナザーゴッドハーデス

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擬似リールというのがあまり好きではないんですよ。擬似リールっていうか、正確に言うと、疑似とかビデオリールとかそういうのはどうでもよくて、単純にリールの小さい機種が好きじゃないんですよね。別にリール制御云々を語るつもりはないんですけれど、やっぱリール配列を見て、自分で打ち方を考えるのがスロットだろうと、そのような老害的な考えがあるわけです。マイナー機種っていうか、バラエティにポツンと数台ぐらいあるのはいいと思うんですけど(ダクセルの百花繚乱とか、サミーのアンリミテッドリールは好きでした)、バジリスクとかロストアイランドみたいな台がメイン機種面しているのはなんか違うだろうと。

 

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旧百花繚乱。意外と好きでした

 

ただねぇ、ハーデスだけは別なんだよなあ。やっぱ別格だよこいつは。

 

僕は4号機のミリオンゴッドを打ったことがないので、ハーデスが出た当時、僕はミリオンゴッドといえば神々の系譜( 2011年)と、そのバージョン違い的なゼウス(2013年)しか知らなかったんですけど、正直ミリオンゴッドにあまりいい印象はなかったんですよね。なんか数字が回ってるのを眺めてるだけでつまんねーし、当たったところで200枚くらいしか出ねーじゃんみたいな。それぞれそれなりに流行った機種ではあるんですけど、純増も2.0枚くらいで、豪炎高校やデビルと比べるとそんな爆裂に出るっていうイメージもなかったしね。

 

だからハーデスが出た時も別にそんなに心躍る感じではなかったんですけど、初めてのジャッジメントでおっさんが出てきて、怒りの日が流れて、100ゲーム乗せて、液晶が固まって、ドックンドックンして、グワーンと言う音とともにリールが逆回転した時に思ったね。俺はこの瞬間の為に産まれてきたのだなと。

 

ハーデスの何が良かったのかというと…なんなんだろうね。ぶっちゃけよく分かりません。シンプルで硬派なところが良かったのかな。リールは小さくて液晶はデカくて目押しもなくて、外見はすげえ軟派なのに中身は硬派っていう。ヤンキーが子犬助ける理論みたいな感じなのかもしれません。

 

攻略的な話をすると、おそらくハーデスは僕が最も勝っている機種の一つだと思います。ちゃんと機種毎の収支をつけているわけじゃないんで適当なんですけど、たぶんブルネイに5LDKの一軒家を建てられるくらいは勝ってるんじゃないかな。

 

ハーデスもといゴッドシリーズって「設定なんてしーらない。ゴッド引いたらいいんしょ?」みたいな風潮があるとおもうんですが、ハーデスキラーとして名を馳せ、地元ではハーデスあじ太郎と呼ばれていた僕からすると、まあ一理あるけど一理しかないって感じかな。古今東西色んな機種はあれど、とどのつまり一番大事なものは設定なのだと。ハーデスの設定判別の難易度は特段簡単だというわけではないけれど、極端に難しいというわけではなく(当時の基準であって、現行機と比較すると鬼畜難易度だと思います)、個人的に解析サイトに書いてあること以上のことを知っているわけではないので特に掘り下げはしませんけれど、なんやかんやでそれなりの設定差がある要素がちょいちょいあるわけで、機械割の幅も広いわけで、一日打って訳分からんこともあるし、確定演出もないので安心できることもないのだけれど、パチスロというものはそういうものだろうと、何が言いたいのか全然分かりませんけどそういうことです。あとはやっぱハイエナ性能の高さね。後期はめっきりでしたけど、導入当初は800のヘルゾーン抜けの台とか普通に落ちてましたからね。

 

初期に出回った「天井からのGGはループ率が50%以上」みたいな謎情報とか、初当たりは軽いけれど一生ケルベロスしか出てこない謎基盤とか、ペナルティ周りの謎挙動とか、仕様なのかなんなのかよく分からない挙動もモリモリ。大量導入機種には珍しく、謎あるいは闇の多い機種でもありました。そういうところもパチスロの魅力ではあると思うんだけど、実害を食らった人やホールも多々あるでしょうから微妙なところです。

 

 

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第5位 北斗の拳ネクストゾーン将

多少の地域差があるようですが、基本的には2022年1月末日をもって5号機が完全撤去ということで、5号機の始めから終わりまでひと通り見てきた私めが、僭越ながら5号機ベストファイブを決めましょうと、そういうことになりました。一応、1位から5位のランキング形式としていますが、五本の指というか五車星というか長州五傑というか、そんな感じです。

 

まず今回、第五位に選定しましたのは北斗の拳ネクストゾーン将です。

f:id:shohn656:20220202043021j:plainメーカーは当然サミーで、導入開始は2008年の2月です。ということは14年前です。やべえな。14年っていったら、幼稚園児が大学生になりますからね。そら俺もじじいになるわけやわ。

 

気になって調べてみたんですけど、2008年って北京オリンピック(夏季)があった年なんですって。ウサイン・ボルトがヘンテコな走りで100メートル走9秒69の世界新(当時)を出した年。リアルタイムでテレビで見ていましたけど、あのわけの分からない走りはオリンピック史上最大の衝撃だった気がします。ボブサップがホーストを倒した時みたいな衝撃。なんか一人だけ異次元でしたからね。でけえし、走り方バグってるし、筋肉やべえし。ボルトはあの一瞬で一躍時の人になり、僕はことあるごとにボルトのポーズ(弓引いてるみたいなの)を真似していました。なんか良いことがある度にボルトのポーズをとっていたので、北斗将でビッグボーナスを引く度にボルトのポーズをしていたのでしょう。

 

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さて、本機ですが歴史的なクソ台と悪名高く、その破滅的な色押しRTはヘルRT(減るRT)と言われ、全国で1000店舗はパチ屋を倒産させたとも言われる北斗の拳2Gのマイナーチェンジ版であります。北斗の拳ネクストゾーンは、実は同時期に闘と将の2パターンリリースされたわけですが、2Gの正統後継機種である闘(概ねのゲーム性は2Gを引き継ぎつつ、ヘルRTは改善された。できるなら最初から出せよ)は瞬く間に撤去され、亜流である将だけが生き残りました。生き残ったどころか、そこそこの人気を博しました。

 

北斗将の特徴はボーナス主体のノーマルタイプであるということです。

 

いや、なにが特徴やねんと思うかもしれませんが、4号機の北斗って変な台だったんですよ。100枚強のバトルボーナスを連荘させるという、当時としては一風変わったスペックだったわけで、それが受けたわけで、単純なノーマルタイプとは一線を画してたわけですよ。ようはね、北斗の拳のノーマルが出たっていうのは、ミリオンゴッドのノーマルが出たとか、ジャグラーに ATがついたみたいな、そんな感じだったわけです。

 

でね、北斗の拳2Gが大コケしたところに、演出とか使い回しで、丸っと同じ筐体で、今度はノーマルで出たわけだから、最初は「大丈夫かこれ…」みたいな感じでみんな様子を見ていたわけなんですけど、いざ恐る恐る触ってみると、その単純さに馬鹿なスロッター連中の、こういうのでいいんだよこういうので魂に火がつき、まあまあ流行ったと、個人的にはそう考えています。

 

スペックはこんな感じ。

 

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悪くないですよね。一応RTも付いていたんですけど、あくまでおまけっていうか、天井から、もしくはプレミアム的な北斗揃いビッグからのみで、次回ボーナスまでの無限RTでした。

 

特筆すべきは完成度の高さ。5号機が2005年からスタートなので、本機が出た2008年は5号機時代の最初期にあたるわけですが、ノーマルタイプに関しては本機を持って完成を見たと、個人的にはそう思っています。ある意味5号機ノーマルを終わらせた機種であると、戦国時代を終わらせた徳川家康のような、海軍との戦争を終わらせたシャンクスのような、そんな機種であると考えています。完成度が高いというのが具体的にどういうことかというと、まあぶっちゃけよく分かんないんだけど、みんなそう言ってるのでそうなんだと思います。…うるせえなあ細けえことはいいんだよ。完成度が高いって言えば完成度が高いの。

 

これねえ、おもしろポイントは色々あったわけなんですけど、個人的な一番は中リール下段赤7。中リールの下段に赤7止まればそれだけでボーナスイチ確。それが気持ち良すぎて一生中リールに赤7を狙っていたわけですが、今あらためてリール配列を見てみると、中リールに赤7を狙うと、下段ビタじゃないとスイカ取りこぼすんですよね。正直な話、当時はあんまり気にしてなかったんですけど(当時の僕は学生で、毎月のバイト代があらかた溶けるぐらい負けまくっていました)これスイカの払い出し6枚なんですよ。毎日5回取りこぼしたとすると1日30枚、1ヶ月で900枚、1年で10950枚。別に毎日打ってたわけではないんですけど、そのくらいは損している気がします。よくよく考えたらヤバいです。もしかしたら演出とかで見抜いて、スイカの可能性がない時だけ赤7を狙っていたという可能性もあり得ますが、そんなことは考えず、気持ち良さ重視で常に赤7を狙っていた気もします。真相は闇の中。

 

あとはねえ、演出とかも良かったよ。基本北斗の拳2Gの使い回しなんですけど、2Gの時点で当時としてはグラフィックは最高峰だったし、矢が飛んでくるとか、ちょっと熱いと斧が飛んでくるとか、初代を踏襲した演出も多々ありあり。個人的には山のフドウがニワトリを追いかける演出が何故か好きでしたね。全然アツくもなんともないんだけども、なぜか好きでした。

 

 

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ちんこがチョコチップのパンみたいになったよ 3(完)

前回からの続きだよ

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手を横にだらんと伸ばし、怠慢な速度で歩く様は巨人を思わせる。当時の僕の身長は今より四十センチは低かったはずで(小学三年生男子の平均身長は132センチらしい)、彼は大の大人だったから、巨人というのもあながち誤った表現ではないだろう。今から四半世紀ほど前、小学生時分の僕は、小学校からの帰り道にて、虚な目をし、聞き取れないほどの小声で何かをぶつぶつと呟く巨人とすれ違ったわけである。

 

見た目はただのルンペンだった。黄色いチェックの半袖シャツに、ベージュのズボン。どちらも黒く汚れている。ルンペンなのだから衣服の汚れは全く問題ない。学生の正装がブレザーや詰襟であるように、ルンペンの正装は汚れていて然りである。唯一そのルンペンが逸脱していたところは、その薄汚ないベージュのズボンのファスナーからちんこが覗いていたことだった。

 

「やべえぞあいつ。ちんこ丸出しじゃねえか。これが露出狂ってやつか」

 

と、小学生時分の僕は思ったわけだが、考えてみれば、彼のことを露出狂だと断定するのは子供の未熟な考えだった言わざるを得ない。僕とすれ違う時も、彼は特に変わったアクションを起こすということはなかったし、もしかしたらどこかで立ち小便をしたばかりで、ちんこをしまい忘れていただけかもしれない。ただ単に、法律や常識に囚われない偉大な人物だったのかもしれない。少なくとも彼は自由だったのだろう。そのやり方は褒められたものではないかもしれないが、自由は誰にも止められない。

 

今の僕には家はあるけれど、職はないし、家族もいない。守るものなど何もない。咎めるものも何もない。巨人も僕も変わりはしない。

 

あの巨人の声なのか、それとも自分の声なのか。耳栓をしているはずなのに、どこからか声が聞こえる。

 

「俺達はみんな生まれた時から自由だ。それを拒むモノがどれだけ強くても関係ない」

 

パチンコを打ちながらちんこを丸出しにする。

 

それは禁忌に思えるけれど、そこを超えなければ自由はない。ジーンズの股に連なるボタンフライは、立ちはだかる大きな壁ではなく、自由への翼。

 

僕は自由だ。パチンコ台を隔てるアクリルボードはあるけれど、そこに大きく高い壁はない。周りに人はいるけれど、それがどれだけ強くても、僕には関係がない。心臓の音が聞こえる。呼吸が速くなる。手が微かに震える。

 

「やるんだな…今…!ここで!」

 

…などと、そんなことを考えていると、怪獣王ゴジラ77verの時短はあっさりと抜けたので、僕は上皿の玉を落とし、出玉をパーソナルシステムに流し、会員カードに貯玉して、少し早いが家に帰ることにした。ちなみにゴジラは全然回らなかった。

 

家に帰るや否や、履いていたズボンとパンツを脱ぎ去り、ぴりぴりと痛むちんこを丁寧に観察した。座椅子に座り、身体を折り曲げ、よく分からない部分はスマホカメラのズーム機能を活用し、判明したのは、僕のちんこはチョコチップのパンになってしまったということである。僕は人間だから、流石に違いは分かるが、カラスであれば、見分けがつかず、思わずぱくついてしまうであろう。それくらい、どこから見てもチョコチップのパンになっていた。

 

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チョコチップにあたる部位は当然イボの残骸である。それは液体窒素によって瘡蓋となり、真っ黒になっていた。本来はそれほどの大きさではなかったのだが、瘡蓋はイボの周囲にも波及し、一ミリほどの、まさにチョコチップ大になっていた。小麦色をしたすべすべのちんこに、そんなチョコチップがちょこんと三つ、等間隔に乗っているのだから、それはチョコチップのパンなのである。

 

チョコチップを触ると、ひりっとした痛みが走る。それは火傷の跡なのだから当然だ。だが、パンツさえ履いていなければ、すなわち、何かしらの接触がなければ、痛むということはない。トランクスのような開放的な下着を履けば、ある程度は気にならないのかもしれないが、残念ながら、僕は普段からボクサータイプのピタッとしたパンツを愛用している。トランクスは一枚も持っていない。であるならば、ノーパンで過ごすのが正解なのだろうが、僕は露出狂ではないのだから、四六時中ノーパンで過ごすというわけにはいかない。どうしたものかと頭を悩ます僕の目に飛び込んできたのは、オロナインの黄色いチューブであった。

 

皮膚疾患 外傷治療に オロナイン

 

その主な成分はクロルヘキシジングルコン酸塩液。効果効能はにきび、吹出物、はたけ、やけど、ひび、しもやけ、あかぎれ、きず、水虫、たむし、いんきん、しらくも。なんでもござれの万能軟膏。チョコチップのパンをちんこに戻すことが出来るのかは分からないが、火傷の跡にはある程度の効果はあるはずだ。

 

チューブから豆粒大を絞り出し、それをチョコチップに丁寧に塗布すると、一瞬の痛みを感じた後に、じわじわとチョコチップに浸透していった。少し間を置き、意を決してパンツを履いたところ、衣擦れの痛みはかなり治ったのであった。

 

それからしばらくの時が経った。時を経るにつれ、オロナインの効能もあり、その痛みこそ改善されたものの、ちんこに戻る気配は一向に無かったチョコチップのパンに、変化が訪れたのは、泌尿器科を訪れてから二日ほど経った晩のことである。

 

今宵のチョコチップのパン、もといちんこの様子は如何程かと、もはや日課になりつつあったちんこチェックに勤しんでいると、三点あるチョコチップのなかでもとりわけ大きい一つが、ぐらぐらしていることに気づいたのである。それは、生え変わる間際の乳歯のような、散る直前の桜の花のような儚さであった。意を決して、僕がそのチョコチップに手をかけると、特に痛みもなく、思ったよりあっさりと剥がれ落ちる。仰天し、恐る恐るその跡を確認してみると、あっさりとイボは消え去っていたのであった。残された二つのチョコチップも、その翌日か翌々日には剥がれ落ち、チョコチップのパンは、いつの間にかちんこに戻っていたのだ。

 

万事元通り、というわけではない。かつてイボがあり、チョコチップのあった部分は、まるでアルビノかのように、透き通るような白味がかった桃色になっていた。小麦色をしたちんこ本体の色と対比すると、そのコントラストは明らかであり、フロッグスタンの迷彩のようなツートンカラーになっていた。一時はフローリングの傷の隠すクレヨンのように、色を塗らねばならないのかと、そう思ったわけであるが、ただそれも、日を追うごとに、使い込む毎に徐々に色が馴染んでいき、二ヶ月経った今では、三十代日本人男性の見本のような、美しく見事なちんこに戻ったのだった。

 

 

 

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ちんこがチョコチップのパンみたいになったよ 2

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前回からの続きだよ

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「お前、ラーメン屋になるつもりはないか」と小田先生は言った。場所は生徒指導室、時は十五年前、僕が高校三年生だった頃のことである。

 

小田先生は、高校時代、三年連続で僕の担任だった英語教師だ。年齢は当時四十歳くらいで、重量級のプロレスラーのようながっしりとした体型をしていた。アルシンドかフランシスコ・ザビエルかのように、側頭部はふさふさなのに、頭頂部だけが見事に禿げ上がった奇妙な髪型をしていて、別に端正というわけではないのだが、無駄に彫りの深い欧米人のような顔立ちで、その皮膚はやたらと脂ぎっていて、少し気味が悪く、生活態度や服装にやたらと厳しいのも相俟り、特に女子生徒の間では人気がなかった。僕もあまり好きではなかったが、出席日数と成績がぎりぎりだった僕をなんとか進級させてくれたり、煙草を見逃してくれたり、それなりに恩は感じていた。そんな小田先生は、あろうことか、高校三年生の進路指導という、ともすれば人生を左右しかねない重要な場で、進路に迷う純朴な男子高校生に対し、ラーメン屋を勧めたのだった。

 

「俺はな、昔、ラーメン屋になりたかったんだよ。といっても、しっかり店を構えてということではなくて、屋台に憧れていたんだ。深夜の河原にボロい屋台を引いて行って、酔っ払い相手にマズいラーメンを出すのが夢だった」と小田先生は言った。それを聞いて僕は思った。「なに言ってんだこいつ」と。

 

それから十五年後、泌尿器科のジジイから、僕のちんこにあるのは尖圭コンジローマではないと告げられた時、僕が感じたのは、その時と全く同じ感覚だった。「なに言ってんだこいつ」。僕は昨晩ちんこのイボを観察して以来、夜通しでそれについて学んできたのだ。僕のちんこは完全に尖圭コンジローマの症状と一致しているはずだ。

 

怪訝そうな顔をする僕に対し、どこからか取り出したiPadに映る画像検索結果を見せながら、泌尿器科のジジイは言った。

 

「尖圭コンジローマの特徴というのは、その形です。この写真を見てください。鶏のとさかのような、花が開いたかのような、特殊な形状をしています。あとは色。これはバリエーションがあるんですが、基本的には少し赤みが差した色をしています」

 

ふむふむ、なるほど、一理ある。たしかに僕のちんこにできたイボは至って普通のイボだ。その表面にはマスクメロンの表皮のような凹凸があるが、鶏のとさかには到底見えない。色も、赤みというのはまるでなく、使い込まれた乳首のような沈澱した黒色だ。ジジイは腐っても泌尿器科の専門医だ。専門家がそう言うのなら、僕のちんこにあるものは尖圭コンジローマではないのだろう。ということは、当然疑問が出てくるわけだ。尖圭コンジローマでないならば、これは一体何なのか。僕のちんこを彩る夏の大三角は、一体何の為に存在しているのか。

 

「じゃあこのイボはなんなんですかね」という僕の質問に対し、ジジイは信じられないようなことを言った。

 

「だからイボですよ。ただのイボ」

イボはイボであってイボでしかない。そんな当然のことを、なにをお前は不思議がっているんだ。そんな口調でジジイは言った。

 

「いや、なんか病名とかないんですかね」と混乱した頭で僕は訊ねる。

 

「うーん…まあイボだね。ただのイボ」とジジイは答えた。

 

ただのイボ。本当は分かっていたのかもしれない。だけど、僕は名前を付けて欲しかったのだ。デネブやアルタイルやベガのように、僕のちんこを彩るイボにも名前が欲しかった。でもそれは叶わなかった。絶望だった。

 

「とはいえ、処置自体は尖圭コンジローマと変わりません。液体窒素を使って、そのイボが落ちるのを待ちます。それで治らなければ、もっと大きな皮膚科に行って、電気メスで切ってもらってください」

 

僕の絶望を無視し、ジジイは治療法の説明を始める。やはり、医者には感情など無いのだ。人の気持ちを慮るという発想がない。ジジイだって、生まれ落ちた時から医者であったわけではない。純粋な子供だった時代もあるはずだ。でも、それは失われてしまった。勉強をして医学部に入り、泌尿器科を開業し、一日に何本ものちんこを診る過程で、人の心が失われてしまったのだろう。目の前が真っ暗になり、茫然自失とした僕を尻目に、ジジイは処置の準備を始める。僕が気がついた時には、ジジイはどこからか持ってきた大きなスプレー缶と、長い綿棒を手に取っていた。そして綿棒に液体窒素をたっぷりと吹き付け、それを僕のちんこのイボにあてがった。

 

あまりの痛みと冷たさに、僕の身体は跳ね上がり、目からは大粒の涙が溢れ出し、歯がガチガチと震え、さらなる絶望が僕を襲った…ということはなかった。僕のちんこを弄るジジイの手つきは相変わらず荒々しく、サラブレッドのたてがみのような美しい僕の陰毛を幾度となく巻き込んだ。そのことについての痛みは感じたが、液体窒素がイボに触れた際は大して痛くもなかったし、冷たくもなかった。もちろん何も感じないというわけではなかったが、少しちくっとするような、じゅうぶん耐えられるほどの痛みだった。ジジイ曰く、基本的にイボには神経が通っていないから、接触時にそこまで強い痛みは感じないということらしい。

 

「はい、じゃあこれで終わりです。しばらく放置して様子を見てください。それで治らなければ、さっき言ったように、大きな病院に行ってみてください。泌尿器科でもいいけれど、皮膚科の方がより良いと思います」

 

処置を終えたジジイは、満足そうな邪悪な顔でそう言った。僕は呆然としつつもジジイに礼を言い、パンツとズボンを上げ、お辞儀をしながら診療室を出て、受付のババアに金を払い、自転車に乗ってパチンコ屋に向かった。自転車に跨った時に、ぴりっとした、まるで電気が走ったような感覚を下腹部に感じたが、それは気にしないことにした。

 

それから数時間が経ち、怪獣王ゴジラ77verの時短を消化しながら僕が感じていたのは、大当たりの高揚感ではなく、単発打ちの煩わしさでもなく、下半身から感じる、えも言えぬひりつきであった。ちんこのイボと衣服の擦れる、まるで日焼けをした次の日のような、ひりひりとした痛み。我慢できないような激しい痛みではないのだが、ちんこが痛いというのは、たとえそれが蚊に刺された程度のものでも、強烈な違和感を覚えるものだ。考えてもみれば当然の話である。ちんこのイボに液体窒素を吹き付けることで、火傷のような状態にし、瘡蓋と一緒に剥がれ落とそうとする野蛮な民間療法を受けたのだから。

 

僕は今すぐに、ちんこの状態を確認したいと思った。だが、今は時短中だ。時短中に席を立ち、トイレに行くなどあり得ないことだ。いかに甘デジとはいえど、そのせいで連荘が終わってしまえば、一生悔やんでも悔やみきれない。とはいえ僕は大人だし、ある程度の常識も兼ね備えている。いくら違和感を覚えたとしても、パチンコを打っている最中にちんこを取り出し、それを点検するなど、考えるのも恐ろしい。

 

ここでふと、幼少期に出会った伝説の露出狂を思い出す。あれは僕がポケモン緑にどハマりしていた頃だから、今から四半世紀近く前、まだちんこはつるつるで、鼻水を垂らし、鼠色をした巨大なゲームボーイに勤しんでいた年頃のことだ。

 

露悪にして露骨にして暴露の伝説の露出狂。輩殺しの変質者の王。

 

太陽がさんさんと照りつけ、アスファルトから立ち登るもやで視界が歪む真夏の帰り道、僕は彼に出会った。


つづく

 

 

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ちんこがチョコチップのパンみたいになったよ

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二ヶ月ほど前の七夕の頃、深夜、手淫に明け暮れていると、ふと、ちんこにイボのようなできものができていることに気がついた。正確にいうと、気がついたというよりも、気になった。向かって左サイドに二つ、右サイドに一つ。どれが彦星でどれが織姫なのかは分からないが、七夕を祝福するかのように、僕のちんこには夏の大三角が描かれていた。

 

この話の根は意外と深く、事の発端は五年ほど前に遡る。

 

その頃、僕は脚の綺麗な会社員の女性と、局部から結構いかつめの匂いのするおっぱいパブに勤める女性、合計二人の女性と日常的に性的な関係にあった。たぶんそのうちのどちらかから拝借したのだと思う。普通に考えれば後者、すなわち、局部から結構いかつめの匂いのするおっパブ嬢から拝借したと考えるのが妥当な気がするが、それは分からない。推定無罪の原則というやつだ。あるいは、昔から持っていたウイルスが、そのタイミングでたまたま発現しただけかもしれない。僕は帯状疱疹に罹ったことがあるし、口唇ヘルペスにも何度か罹ったことがある。それが性器に発現したのかもしれない。

 

まあとりあえず、原因はよく分からないが、五年ほど前にちんこに小さなイボができた。この時はまだ、イボの数は一つである。

 

これは僕の落ち度だし、有り体に言って少しヤバい行動だと言わざるを得ないが、僕はそれから五年間、そのイボを放置した。「このイボを立派なものに育て上げるのだ」と断固たる決意を持っていたわけではないけれど、ただ単純に医者にかかるのが面倒だったし、それほど目立つものではなく、「あぁなんかできてんな。放っときゃ治るだろ」くらいの感覚だったのだ。少し弁明をさせてもらうと、見た目上、本当に大したものではなかった。にきびとも言えないほどの小さな点だ。五年の間、何人かの女性にちんこを見せる機会があったわけだが、そのイボについて突っ込んだ人間は一人だけである。その女性にしても、僕のちんこのイボを指でぷにぷにと触りながら、「ナニコレ、ナニコレ」と片言の日本語で呟くばかりで、深く追及されることはなかった(彼女は外国人だった)。

 

ではなぜこの度、急にそのイボが気になったのかというと、二ヶ月前の七夕の日に手淫を試みようとした、その日その時の勃起が、過去に類を見ないほど素晴らしいものだったからである。そこには別に何かしらの理由や原因があったわけではない。珠玉のVR作品を見つけたというわけでもなく、カマグラなりバイアグラなり、薬物を摂取したというわけでもない。おそらくは食事や体調や精神状態が、そのタイミングでうまく合致したということになるのだろう(その状態を再現すべく、それから幾度となく様々な試みを行ったものの、今のところ成功はしていない)。

 

それは縄文杉のような逞しさと、さるすべりのような平坦で緻密な美しさと、アカシアのような堅牢さを兼ね備えていた。一目見るだけで誰しもが恋に落ちてしまうような、ルネサンスの彫刻のような、素晴らしい勃起だった。僕は自分のちんこであるにも関わらず、思わず見惚れてしまった。目をちんこに奪われた。完璧に見えた。「ここ数年で最高の出来」とか「近年の当たり年である2009年に匹敵する出来栄え」と言って差し支えない。その大きさこそ極めて矮小なものの、それ以外の要素、色艶形、どれをとっても一級品だった。美術品として後世に残すべく、写真を撮ってルーヴルなりMOMAなりに寄贈するべきだと考え、ちんこを手に取りつぶさに点検したところ、完璧かと思われたちんこに唯一の欠点が見つかった。

 

イボだ。

 

かつて一つの小さな点だったはずのイボは、そのサイズこそ変わらなかったものの、いつの間にか三つになっていた。左サイドに二つ、右サイドに一つ、差し詰め夏の大三角のように、僕のちんこに星座を描いていたのだ。

「このイボさえなければ完璧なちんこなのに」

そう思うや否や、僕はいてもたってもいられなくなった。ちんこに星座があるというのはロマンチックな話だが、僕のちんこは夜空でもキャンバスでもないのだ。

 

翌朝、泌尿器科を専門とする小さな診療所に僕はいた。

 

ちんこ、ちんぽ、ちんぽこ、ちんちん。考えてみれば、ちんこには数多の呼び名があるものだ。接頭語として「お」をつけたり(おちんちん、おちんぽ)、一部の地方でのみ通用する方言的な呼び名だったり、古文漢文の類だったり、そのバリエーションは凄まじく、ともすれば、日本語の名詞の中でも一番多いのではないか。そんな中で、泌尿器科の問診票を書くにあたり、どの単語を使うのがいちばん適切なのかを僕は考えていた。僕が平時よく使うのは「ちんこ」もしくは「ちんちん」なのだが、泌尿器科で用いるには少しフランク過ぎるのではないかと思ったのだ。悩んだ末に、僕が選んだ単語は「ペニス」であった。本当は陰茎と書こうとしたのだが、漢字にいまいち自信が無かったので、第二候補のペニスにしたのだ。とどのつまり、問診票の「今日はどのような症状で来院されましたか」という欄に、僕は「ペニスにイボができました」と書いたのだった。

 

泌尿器科を受診するにあたり、一番の懸念は「ちんこたったらどうしよう」というものであった。僕は特にそういう性癖があるわけではないが、立場上、医療モノのAV作品はいくらか見たことがある。その中では、扇情的なタイトなスカートスーツの上に白衣を羽織り、黒縁の眼鏡を掛けたセクシーな女医が登場するのが常だ。そんなものが目に飛び込んでくれば、泌尿器科とか関係なしに、普通にちんこたつ。それを危惧したのだ。結論から言うと、それは完全に杞憂であった。僕を診てくれた先生は、ステレオタイプのハゲたジジイだったからだ。ジジイは僕が診療室に入るや否や、「じゃあ脱いで下さいねえ」と言った。僕は「どこまで脱いだらいいですか?」とジジイに尋ねた。ジジイは「そら全部脱いでくださいよ。そうしないと診られませんからね。ヘヘッ」と言った。

 

違うのだ。齟齬がある。この時点で、僕は相当ムカついた。ジジイに向かって怒鳴り散らしてやりたい気持ちになった。僕はパンツを脱ぐことを前提として、『ズボンを全て脱ぎ去った方が良いのか、それとも股下に下げる程度でいいのか』というニュアンスで聞いたのだ。それに対して、ジジイは『パンツを脱ぐのは当然だろ?』というニュアンスで答えたのだ。まあそれは良い。だが、僕がズボンを全て脱ごうとすると、ちょっと食い気味に「いや全部脱がなくていいから。膝まででいいから。ヘヘッ」と言ったのは許せなかった。この時点で、このファーストインプレッションで、ジジイと僕の間には埋められない大きな溝ができてしまった。だがそこは、僕も大人である。アルタイルよりも大きな溝を感じつつも、ぐっと溜飲とズボンとパンツを膝まで下ろし、黙って診療台に仰向けになった。

 

さて、触診が始まったわけであるが、このジジイ、手つきがクソ荒い。人のちんこをまるで格闘ゲームのレバーかのように、がちゃがちゃ、がしがしと弄るのだ。陰毛を巻き込むことなどお構いなしに、激しく弄りまわしている。それは自分も男であるにも関わらず、人の痛みを省みず、自身の利のみを追求する、まさに鬼畜の所業であった。この時、僕の心を支配したのは怒り、では無かった。正確に言葉に表すのは難しいのだが、切なさと恐怖が入り混じったような、どろどろとした黒い感情が心に渦巻いていたのだ。ちんこを差し出す側と弄る側。完全にイニシアチブを相手に握られているのだ。ジジイが少し力を加えるだけで、僕の青春は終わる。情けないことに、その状態で怒りをあらわに出来るほどの反骨心は、僕には無かった。

 

触診が終わり、ジジイは「ネットとか見た?」と僕に聞いた。この質問をされた時、僕は「きたっ…!」と思った。僕のターンの始まりだ。『俺を誰だと思ってやがる』結城秀康のそんな決め台詞が飛び出しそうになるのを堪え、僕は冷静に、「尖圭コンジローマだと思います(キリッ)」と言った。

 

尖圭コンジローマ。有名な性病なので、耳にしたことがある方も多いと思う。ちんこにイボができる病気だ。「ちんこ いぼ」でググると真っ先に検索結果に表示される。その症状は、ちんこにイボができる。それだけ。ていうかなあ、ネット最盛のこの時代、ググれば大体のことは分かるのだ。てめえは黙って薬を出しときゃいいんだよ。もう二度の俺のちんこに触るんじゃねえ。ジジイ、お前は二秒後に『そうです。尖圭コンジローマです』と言う…!!

 

そう思いながら、したり顔をしていた僕に向かってジジイは言った。

 

「全然違います」

 


つづく

 

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新企画!1万円をパチンコ・パチスロだけで100万円にする その① …的稼働日記

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新企画を考えました。題して「1万円をパチンコ・パチスロだけで100万円にする」です。

 

これがどういう企画かというと、タイトルの通り、軍資金1万円ぽっきりからスタートして100万円になるのに何日かかるのかという企画です。

  

真剣にパチンコ・パチスロで勝とうとすると、軍資金がある程度、最低でも30万円ぐらいは欲しいところ。なんですけど、そんなに余裕がない人もいると思うので、やり方さえ工夫すれば、少ない金額から始めてもパンクせずになんとかなるよ、というのを見せていければと思っています。

 

1万円でいけるのか?

エナにしても設定にしても、軍資金1万円というのはかなり無謀な話で、普通にやったらちょっと運が悪いだけですぐにパンクしてしまうので、特に序盤はシビアに立ち回る必要があります。

 

とりあえず計画としては低貸しも視野に入れつつほぼ100%勝てるような台をハイエナして徐々に軍資金を増やしていき、10万円になった段階で通常のハイエナにシフト。30万円になった段階で設定も取り入れていく。逆に30万円を切った場合は再度ハイエナのみに戻し、10万円を切った場合は台を絞って勝率重視のエナに切り替える。状況に応じて都度考えますが、とりあえず今はこんな感じで考えています。

 

「ほぼ100%勝てる台」ってどういう事なのかというと、例えば残り5回転で天井とか遊タイムに突入する…みたいな台。そんな台が落ちてるんかいなという話ですが、まぁ運が良ければ1日1台か2台ぐらいは巡り合えるんじゃないかというところ。実際、つい最近もとあるの950回転とか拾いましたからね。

 

 とあるの950回転拾った稼働日記

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軍資金1万円スタートというのはかなり厳しい条件であるのは間違いないのですが、少ないお小遣いでやりくりをしておられるお父様方や、なかなか厳しい条件で働いておられる新社会人の方の参考になるべく、頑張ってみたいと思います。

   

1日目

朝から行っても1万円では何もできないので、お昼過ぎぐらいからパチンコ屋さんに行きました。

 

遊タイムなりスロットの天井なり、宵越しで千円で当たるぐらい天井間近の台があれば、ワンチャンを狙って抽選を受けに行っても良いんですけど、そんなのなかなか無いですからね。

 

1台目 

パチンコ屋さんを数店舗回ってみたところ、アグネスの宵越し残り60回転という台がありました。千円あたりの回転数を少なく見積もって15回転だとすると4000円で遊タイム到達。仮に遊タイムを抜けたら総資産の4割を持っていかれるわけで、かなり厳しい状況に陥るのですが、まぁそこまでシビアにやっても前に進まないので打ちましょう。

 

投資3500円で遊タイムに入って当たりました。4Rが2連して回収が812玉でした。28玉交換のお店なので、交換すれば2900円。差引マイナス600円です。ギリ耐えといったところかな。

 

全部貯玉してなんか他の台を探しに向かいます。

 

残り9,400円

(内訳)

現金:6,500円

貯玉:812玉/28玉交換(≒2,900円)

 

2台目

貯玉の有利を生かすべく、最初のお店でパチンコを打てればと思ったのですが、何もないので店を移動しました。

 

すると、詩音&沙都子パネルのひぐらしがありました。色がキレイで楽しそうだったこと、最近ひぐらしにハマっていること、歩き疲れたなどの理由があるので、休憩がてら打っていきたいと思います。

 

投資6,000円で何も当たらず。現金が残り500円になってしまいました。500円だとスロットが打てないので、パチンコの貯玉がある最初のお店に戻りたいと思います。

 

残り3,400円

(内訳)

現金:500円

貯玉:812玉/28玉交換(≒2,900円)

 

3台目

軍資金が現金500円と貯玉が812玉になってしまいました。遊タイムを狙うとすると残り50回転程度の台を探さなければなりません。

 

そんな台は無いので、スーパー海物語IN地中海を打っていきたいと思います。

 

投資812玉で当たらず。

 

500円残りましたが、お札が無くてメダルも玉も借りられないのでコンビニでタバコを買いました。

 

軍資金が0になってしまったので、これにて企画終了です。お疲れさまでした。

 

残り0円

 

あとがき

頑張ったのですが成果は残せず、企画は途中終了となってしまいました。無念です…。

 

今回は残念な結果になってしまいましたが、また挑戦できればと思っていますので、その時は応援よろしくお願いします!

 

ちなみに、企画が終了したあと投資上限を解放し、番長3の後ヅモに成功したのでその日は勝てました。

 

ある日の収支

打った台:番長3ほか

投資:29,000円

回収:80,500円

+51,500円

 

 

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全然分からんけど、ひぐらしが面白かった的稼働日記

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新台の時に何回か打つ機会があったんだけどクソつまんねーなと思っていて、それからもちょいちょいゲーム数狙いで打つことがあって、やっぱり全然つまんねーなと思っていたんだけども、なぜかやたら有識者たちの評価が高く、「けっ、あいつらなんも分かってねーな。こんなの全然面白くないじゃねーか。なに気取ってんだバカじゃないの」と思っていたのがつい先日までの話。

 

いざ腰を据えて、おぼろげだった制御と小役構成を覚え、一日がっつり打ってみたらメチャクチャ面白かった。6号機でナンバーワンかもしれんぞこれは。

 

何の話かというと「ひぐらしのなく頃に祭2」の話です。

 

初代「ひぐらしのなく頃に祭」の話

前作、5号機の「ひぐらしのなく頃に絆」…はまぁ置いといて、その前の前の、うみねこを入れたらもうひとつ前の「ひぐらしのなく頃に祭」は大層な人気だったそうですが、実は僕は1回も打ったことがありません。

 

なんで打ったことないかというと、その時って他に打つべき台が色々あったんですよ。

 

ひぐらし祭の導入は2010年なんですけど、その年は1月にあしたのジョー、2月にビューティフルジョー、3月に新鬼武者、4月に鮪伝説(と、ひぐらし祭)、5月に初代蒼天、6月にメタルスラッグ、7月にトップをねらえ、8月にゴルゴ、9月に初代マイジャグとリンかけ日本jr、10月に葉月ちゃん、11月に猪木、12月にVIVAドンですからね。5号機史上一番良かった年じゃないのこれ。

 

当時一番打っていたのは新鬼、その次が蒼天、その次がリンかけとマイジャグ…みたいな感じで、ひぐらしが面白いという話はちょいちょい耳にしたんだけども、原作も全く知らんし、そんなん打つぐらいやったら119%の夢見て葉月ちゃん打つわ。そんな感じでした。

 

ていうか、そんな人気あったかアレ。

 

いや、Twitterをはじめ、ネット界隈では「ひぐらしは面白かった!神台!」とか、「甘かったしな~当時ひぐらしばっかり打ってたわ」みたいな書き込みをよく目にするんですけど、リアルでそう言ってる人あんま聞いたことないんですよね。

 

いうて台数もそんなに無かったしね。こういうのって多少は地域性もあるんですかね。よく分かりませんけど、少なくとも僕の周りではそこまで人気があったという記憶はありません。

 

6号機「ひぐらしのなく頃に祭2」の話①

というわけで、僕は5号機の初代ひぐらしに何の思い入れもなければ、特に知識も無いんですよ。「なんかフル攻略だと割が甘いボナ+RTなんでしょ?」というふわっとしたイメージしかありません。

 

それもあってか、6号機のひぐらしのファーストインプレッションは「なにが面白いんだこれ?一枚役取るのとかもういいよめんどくせぇ」みたいな感じだったんですね。

 

ただ、設定が入りそうとなれば話は別。設定1の割が良いっていうのは設定を狙う上でメチャクチャデカいですからね。

 

先日、終日ひぐらしを回したわけですが、どういう状況でひぐらしに座ったかというと、決して第1候補だったわけではなくて、第16候補ぐらいで、抽選の結果が悪かったものの、ワンチャン無いことは無いし、ビタ押しはまぁまぁ出来るので下手こいても機械割100%は取れるだろうからリスクも少ないし、やむを得ず様子見で座ったと。そういう始まりでした。

 

で、数回打ったことがあるとはいえ、通常時の打ち方すらおぼろげだったので、横のポップに書いてある「打ち方講座」とリール配列を交互に見ながら最初は打っていました。なんか中段枠下に白7押してやってました。ちょっとしたら、とりあえず1枚役の種類は覚えました。で、なんとなく制御が分かってきました。

 

実は最後の方までちょいちょい「あ、オレンジ揃ったけど、これ赤頭だっけ…どっちだっけ…」と思いながら打ってました。う、うるせーな、分かんねぇんだからしょうがねぇだろ。

 

6号機「ひぐらしのなく頃に祭2」の話②

DMMだかパチ7だか忘れたけどそういうのを見つつ、ベルとかボナ中のハズレとか数えてたんだけど、面倒くさいねあれは。最近は小役を数えるっていっても、バーサスぐらいが関の山で、数えてるうちに結構頭がこんがらがってきて、面倒くさくなっちゃったので数えるの止めちゃいました。みんなはちゃんと数えるんだぞ。

 

…いやね、分かる、分かるよ。「お前、パチスロで飯食ってるにもかかわらず、ちゃんと判別すらしてないのかよ」と言いたい気持ちは分かるし、今回に限って言うと僕が悪いです。100%悪いです。ごめんなさい。許してください。ありがとうございます。

 

いや、設定でひぐらし打つのは初めてで、正直、全然予習もしていなかった為、確定と示唆ぐらいしか頭に入っておらず、あんなに色んなところに設定差があるの知らなかったのよ。まぁ学びよ学び。知識の乏しい台を打つ時は前もってしっかり予習をしておきましょうと。すげー今更な気もしますが、学びを得たのでそれで良いのです。う、うっせーなぁ、本人が良いって言ってんだからそれで良いんだよ。

 

ごほん、気を取り直して。

 

結論から言うと、設定は4か6のどちらかだったと思います。

 

全台系で左隣の台がバケ中フレデリカ(6確)が出ていて、右隣の台もいい感じ。僕がみている限りでは6確は無かったものの、兄ちゃんが粘ってそこそこ出ていたので上だったのかと思われます。ひぐらしは3台だったんですけど、そのお店のパターン的に666・664・644あたりが濃厚かと思われるので、まぁ設定6:4が50:50%ということにしておこう。…いいんだよこんな感じで。

 

僕の台はバケ中夏美(2以上確)とボナ終了画面梨花?(2以上確)、ビタ押しの梨花スタート(3以上確)が出ました。あと、22%と44%が出たけど、これは確定ではないどころか示唆としても微妙なレベルっぽいです。

  

6号機「ひぐらしのなく頃に祭2」の話③

で、そんなこんなで結局終日回したわけなんですけど、最初は面倒くせーなあと思いながら打っていたものの、終わってみると面白かったですね。スロット打っていて久々に面白いと思いました。僕はひぐらしのアニメも漫画も見たことがないので、ストーリーとか演出面がワケワカメな部分が多々あったんだけども、それでも面白かったですよ。

 

なにが面白かったのかと言われると、やっぱりゲーム性からくる自力感でしょうね。

 

ビタ押しやボナ察知等の技術介入要素は言わずもがな、二択や小役のヒキが求められる場面もあり、6号機にしては珍しく、一打一打の重みが感じられる場面が多々あって、それが上手くハマったときの気持ちよさみたいなものが有りますね。「やったぞー!俺はやったぞー!!ガハハ」みたいなね。

 

今後も機会があればちょいちょい打ちたいなと思っています。負けたけど面白かったからね。

 

…そうだよ、負けたんだよ。まぁ、ちゃんと判別もしてないし、設定入ってたかどうかも分かんねーけどな。ちげーよ、少なくとも3以上は出てんだよ。ふざけんじゃねぇぞ。

 

ある日の収支

打った台:ひぐらし祭2

投資:27,000円

回収:14,500円

-12,500円

 

 

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