本当にあったパチプロのはなし

ちょっと変わった経験談や、ギャンブルとの向き合い方について書いています。

第4位 アナザーゴッドハーデス

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擬似リールというのがあまり好きではないんですよ。擬似リールっていうか、正確に言うと、疑似とかビデオリールとかそういうのはどうでもよくて、単純にリールの小さい機種が好きじゃないんですよね。別にリール制御云々を語るつもりはないんですけれど、やっぱリール配列を見て、自分で打ち方を考えるのがスロットだろうと、そのような老害的な考えがあるわけです。マイナー機種っていうか、バラエティにポツンと数台ぐらいあるのはいいと思うんですけど(ダクセルの百花繚乱とか、サミーのアンリミテッドリールは好きでした)、バジリスクとかロストアイランドみたいな台がメイン機種面しているのはなんか違うだろうと。

 

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旧百花繚乱。意外と好きでした

 

ただねぇ、ハーデスだけは別なんだよなあ。やっぱ別格だよこいつは。

 

僕は4号機のミリオンゴッドを打ったことがないので、ハーデスが出た当時、僕はミリオンゴッドといえば神々の系譜( 2011年)と、そのバージョン違い的なゼウス(2013年)しか知らなかったんですけど、正直ミリオンゴッドにあまりいい印象はなかったんですよね。なんか数字が回ってるのを眺めてるだけでつまんねーし、当たったところで200枚くらいしか出ねーじゃんみたいな。それぞれそれなりに流行った機種ではあるんですけど、純増も2.0枚くらいで、豪炎高校やデビルと比べるとそんな爆裂に出るっていうイメージもなかったしね。

 

だからハーデスが出た時も別にそんなに心躍る感じではなかったんですけど、初めてのジャッジメントでおっさんが出てきて、怒りの日が流れて、100ゲーム乗せて、液晶が固まって、ドックンドックンして、グワーンと言う音とともにリールが逆回転した時に思ったね。俺はこの瞬間の為に産まれてきたのだなと。

 

ハーデスの何が良かったのかというと…なんなんだろうね。ぶっちゃけよく分かりません。シンプルで硬派なところが良かったのかな。リールは小さくて液晶はデカくて目押しもなくて、外見はすげえ軟派なのに中身は硬派っていう。ヤンキーが子犬助ける理論みたいな感じなのかもしれません。

 

攻略的な話をすると、おそらくハーデスは僕が最も勝っている機種の一つだと思います。ちゃんと機種毎の収支をつけているわけじゃないんで適当なんですけど、たぶんブルネイに5LDKの一軒家を建てられるくらいは勝ってるんじゃないかな。

 

ハーデスもといゴッドシリーズって「設定なんてしーらない。ゴッド引いたらいいんしょ?」みたいな風潮があるとおもうんですが、ハーデスキラーとして名を馳せ、地元ではハーデスあじ太郎と呼ばれていた僕からすると、まあ一理あるけど一理しかないって感じかな。古今東西色んな機種はあれど、とどのつまり一番大事なものは設定なのだと。ハーデスの設定判別の難易度は特段簡単だというわけではないけれど、極端に難しいというわけではなく(当時の基準であって、現行機と比較すると鬼畜難易度だと思います)、個人的に解析サイトに書いてあること以上のことを知っているわけではないので特に掘り下げはしませんけれど、なんやかんやでそれなりの設定差がある要素がちょいちょいあるわけで、機械割の幅も広いわけで、一日打って訳分からんこともあるし、確定演出もないので安心できることもないのだけれど、パチスロというものはそういうものだろうと、何が言いたいのか全然分かりませんけどそういうことです。あとはやっぱハイエナ性能の高さね。後期はめっきりでしたけど、導入当初は800のヘルゾーン抜けの台とか普通に落ちてましたからね。

 

初期に出回った「天井からのGGはループ率が50%以上」みたいな謎情報とか、初当たりは軽いけれど一生ケルベロスしか出てこない謎基盤とか、ペナルティ周りの謎挙動とか、仕様なのかなんなのかよく分からない挙動もモリモリ。大量導入機種には珍しく、謎あるいは闇の多い機種でもありました。そういうところもパチスロの魅力ではあると思うんだけど、実害を食らった人やホールも多々あるでしょうから微妙なところです。

 

 

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