本当にあったパチプロのはなし

ちょっと変わった経験談や、ギャンブルとの向き合い方について書いています。

パチスロの上手さは収支だよ

パチスロの上手さとはなんなのか。

 

結論から言うと収支。上手さ=収支。これが個人的な結論。

 

となると、「結局のところ多くの打ち子を抱える軍団長みたいなのが上手いのかよ。いや、それってパチスロが上手いとか下手とかじゃなくて組織を作るのが上手いとかマネジメントが上手いとかそういうことなんじゃね?」という話になると思うんだけど、そういうのも引っくるめての上手さだと僕は思うよ。例えば「ほぼ設定6ツモれて、ピンで月平均150万です」って人と、「打ち子20人抱えてて日当1万で平均1.5万の台打たせてます、なので月平均300万です」という人なら余裕で後者の方が上手い。

 

これに違和感を覚える人も多いと思うんだけど、それは「パチスロが上手い」という言葉の意味があやふやで、それゆえに齟齬が生まれやすいというのが原因だと思うんだよね。

 

「パチスロが上手い」っていう言葉はパチンコ屋さんに日常的に通っている人の間では日常的に使われるじゃない。でも冷静に考えて、割と意味わかんないからね。日本語としてちょっとおかしいでしょ。意味が通っていない。

 

ニュアンス的には「車が上手い」みたいな感じかな。「車の『運転が』上手い」とか「車の『板金が』上手い」とかなら意味が通じるんだけど、単に「車が上手い」って言っても意味が分かんないでしょ。それと一緒で「パチスロの『目押しが』上手い」とか「パチスロの『デザインが』上手い」とかなら分かるんだけど、単に「パチスロが上手い」と言われてもいまいちピンとこないんよね。

 

だからこの話は不毛なんだよ。問題がおかしいんだから答えの出しようがない。

 

とはいえ、先述の通り「パチスロが上手い」というのは日常使いされる言葉。意味が通らないけれど日常使いされる言葉。これを解釈しようとすると、意味を通す必要がある。意味を通す為には「パチスロの『〇〇が』上手い」の『〇〇』を無理やり補完する必要がある。でも、その『〇〇』って不定なわけよ。人によって当てはまる言葉が違う。同じ人でも状況に応じて違ったりする。だから単純に「パチスロが上手い」と言った時に、解釈が分かれる。『目押し』だという人もいれば、『高設定の投入場所を推測する能力』だという人もいる。もう少し解釈を広げて『収支』だという人もいる。『ハイエナの狙い目を立てる能力』だという人もいる。

 

「パチスロの『収支が』上手い」というのも、それはそれで変な日本語だから、フォーマットに合わせるならば「パチスロで『収入を得るのが』上手い」みたいな感じになるのかな。

 

僕は一応パチスロ専業的な立場なので、パチスロを打つ目的というのは収入なわけよ。お金が稼げればなんでもいいわけ。楽しい低設定よりクソ台の高設定。目押しやゲームフローの理解を通じて楽しもうという気もあるけれど、それは収入を得るという主目的に対しては微々たるものなのよね。これは「設定とハイエナどちらの方が良い」みたいな話にも少し通じるんだけど、パチスロで収入を得ることができれば手段はなんでもいいわけよ。実際のところ、必ずしもその収入を最大限にしようと努力しているわけではなくて、「楽をしたい」だったり、「ホールとか他の客に嫌われたくない」という思いもあるんだけど、そういう思い自体も「パチスロで収入を得る」という考えが根底にあるからこそ生まれるものであって、「パチスロ=収入を得るもの」という主目的は揺るがない。

 

したがって、「パチスロで『収入を得るのが』上手い」。これを略して「パチスロが上手い」と、こういう公式。

 

いや、考え方としてあってるのかどうかは自分でもよく分からん。なお僕の今月(2022年6月)の収支は今のところプラス5万4000円です。

 

 

 

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