本当にあったパチプロのはなし

ちょっと変わった経験談や、ギャンブルとの向き合い方について書いています。

パチスロで一日30万稼げた時代

噂ぐらいは聞いたことがありましたし、大問題になったという話も聞いたことがあるんですが、見るまでは疑っていました。

 

実際に見れば、1日に30万稼げる時代があったというのも納得です。

世界全滅打法を実際に見た話

サラリーマン時代に変わった経歴の上司がいました。

 

若い頃にパチスロ好きが高じ攻略プロとして活動しており、所謂かばん屋として働いていた時期もあるようです。

 

私がパチスロ好きだと話したところ、喜んで過去の話をしてくれたのですが、あまり信ぴょう性がありません。何回か一緒にパチスロを打ちに行ったんですが、完全にただのオッサンなんですよね。普段打っている姿からは元攻略プロの片鱗は全く感じませんでした。

 

いつも通り、オッサンの武勇伝をハイハイと受け流していると、私の訝しんだ顔を察したのでしょう。営業中にもかかわらず神田だか上野だかのスロゲーセンに連れていかれました。

 

いくつかの台をチェックした後、

「まぁちょっと見とけ。」と、古ぼけた見たこともないパチスロ機の前の椅子に腰掛ました。すると、なにか変な動きしたな、と思った瞬間、1ゲーム目に7を揃えたんですね。

 

とはいえ、見たこともないパチスロ機ですから、何が起こっているのかよく分からず「そういうゲーム性なのかな」と思い、その時はポカンとしていただけなのですが、これが私の人生で(おそらく)初めての本物の攻略法の目撃でした。

 

「世界全滅打法」といわれる攻略法です。通常時であれば、「とある手順を挟むといつでもビッグボーナスが引ける」という夢のようなセット打法の一つです。

  

 回想列車 パチスロで1日30万稼げた時代

中武一日二膳さんの著書「回想列車」は、そんな攻略法全盛期の80年代末期から90年代、「1日に30万稼げた時代」における著者の経験談や攻略法が小説風に書き綴られた一冊です。

 


増補改訂版 回想列車 パチスロで一日30万稼げた時代 1

 

 1~4巻では機種毎の攻略法と、その機種にまつわるエピソードが収録されているのですが、これが単純に面白い。実機を前にリール配列とにらめっこ。試行錯誤をしながら攻略法を完成させていくわけですが、その閃きや知識の深さには驚かされます。

 

また、読者アンケートで最も人気だったといわれる「逃げる話」は必読。今の専業者にはまず起こりえないヤバい話を追体験することができます。

 

80年代後半~90年代の主流は2~4号機なわけですが、外伝となる「1988狂乱の時代」では2号機以前の機種についてかかれています。

 

こちらは小説というよりかは機種の紹介という感じ。今の6号機とは全く違う当時の機種の仕様や攻略法が書かれています。

 

魚拓先生の「未練打ち」を現代版の落語だとするならば、中武大先生の「回送列車」はまさに映画。洋画でいえばスターウォーズ、邦画でいうなら七人の侍、アニメ映画でいうならもののけ姫、パチスロという敬遠されがちなジャンルでなければ、アカデミー賞間違いなし。そういうレベルの超大作です。

 

パチスロ 好きにはもちろん、パチスロを全然打たない人にもお勧めできる一冊です。

www.pachislot-pro.com

 おわりに・・・

お読みいただき、ありがとうございました。

 

2記事続けての本紹介となりましたが、別に私は必勝ガイドの回し者ではありません。本当におすすめの2冊なので紹介させていただきました。

 

あと、当然ですがサラリーマン時代の上司と中武さんは別人物です。 

 

 

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