まず最初に結末を書いておきましょう。
これは私とデリヘルの女と娘とお母さんの4人で、1か月一緒に暮らしたという、ただそれだけの話。
デリヘルの女よりもお母さんと親密になって、そこでひと悶着あったみたいなエロティックな展開はないし、父親であるヤクザがやってきてぶん殴られたみたいなバイオレンスな展開もないし、降霊術を主体としたインチキ宗教に勧誘されて、40万のお札セットを買わされたみたいなミステリアスな展開もありません。
ただ1か月一緒に暮らしただけ。それだけ。
そこには別にドラマもないし、話のヤマもなければオチもない。クオリティも保証できない尻切れトンボの与太話。それでも良い方はお読みいただければ。
前回までのあらすじ
福岡に旅打ちに来たあじ太郎はラブホテルに宿泊しデリヘルを呼ぶことに。やってきたのは超大当たりの巨乳美女。
紆余曲折の末、デリヘル嬢の家にお泊りすることになるのだが、そこに待ち受けていたのは、デリヘル嬢の娘と母親であった…!!
前回の話
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登場人物紹介
登場人物が増えてきたので一度整理しておきましょうか。なお、当然ですが全て仮名です。
あじ太郎(25)
ニート。パチ屋ばっか行ってる。
完全に頭がイカれている。
さちこ(18)
デリヘル嬢。キツイ顔してるけど綺麗で優しい。巨乳。まあまあ頭がイカれている。
さとみ(2)
さちこの娘。かわいい。
この物語で唯一まともな人物であり、良心的存在。
さちえ(36?)
さちこの母親。キツイ顔してるけど綺麗で天然。巨乳。正確な年齢は知らんが超若い。普通に頭がイカれている。
今ふと思ったのですが、もはや私はさちこ(デリヘル嬢)よりも、当時のさちえ(さちこの母親)の方に年齢が近い存在になってしまったんですね。マスオさんの年齢を越した時よりもなんかショックだな。まぁどうでもいいんですけど。
お察しの通り、登場人物は基本的に全員頭がイカれています。幼子と母親と同居している家に、昨日出会ったばかりの変な無職の男を招きいれる女なんて、割と頭イカれてるでしょう。ついていく無職の男も相当イカれてるし、それを普通に受け入れる母親もイカれています。全員悪人ならぬ、全員イカれ人。悪人ではなく善人だったとは思うけれど。
ハッ…お世話になった人に対して、あんまイカれてるとか言ったらダメですね。ごめんなさい。すみません。ありがとうございます。
まだ幼い娘のみが唯一のまともな登場人物であり、唯一の良心であり、唯一の希望。買ってやったアンパンマンことばずかんのお陰で、今ではバイリンガルで知的な女性に成長していることでしょう。
受け入れたし、受け入れられる
さて、招き入れられたさちこ(18)の家で彼女の娘と母親と唐突に対峙することとなりました。ラブホテルで過ごした時も、2人でご飯を食べた時も、子供がいるなんて話を聞いた記憶はなかったので、てっきり一人暮らしだと思い込んでいたわけですが、実は女ばかり親子三代の三人暮らしだったわけです。
なぜ男がいないのかは結局不明。聞いてもいないし、説明もされていないし。普通に考えたら、さとみ(2)の父親がいてもおかしくないし、さちこ(18)の父親もいておかしくないんだけど、そんな影は一切なし。離婚したのか死別したのか、もともとシングルマザーなのか、雪女の家系なのかは知りませんが、まぁそんな感じなんでしょう。
今思い出してみると、どう考えても頭がイカれている話なのですが、実際そういう事態に直面している時は意外とすんなり受け入れられるというか、人間の適応能力の高さに私は感嘆するわけであります。
なんか、普通に受け入れたし、受け入れられたんですよね。
あじ太郎(25)「こんばんは。お邪魔します。よろしくお願いします」
さちえ(36)「はーい。よろしくねー」
さとみ(2)「ホギャーッ!ホンギャァーッ!!」
みたいな。
そんな感じで唐突に始まった無職の男1人と女3人の4人暮らし。大波乱の幕開けかと思いきや、普通に始まり普通に終わりました。
毎日の暮らし
さちえ(36)が結局なんの仕事をしているのか分からなかったのですが、基本的に昼くらいから夕方まで仕事。夜は家にいて、さとみ(2)の面倒をみている。
さちこ(18)は昼間は基本的に家にいて、さとみ(2)の面倒をみていて、夕方くらいからデリヘルのバイトに行き、明け方帰ってくる。
さとみ(2)は昼も夜も大体寝てるんだけど、たまに起きてきてグズっている。実は正確な年齢は知らないんだけど、割と普通のご飯を食べていたので、1歳とかではないはず。なんか片言だけど日本語喋ってたし。
一応、念のために書いておくと、さとみ(2)は愛情を持って育てられてたと思います。普通の家庭環境ではないし、男手はなかったけれど、少なくとも育児放棄みたいなものは一切感じられなかったし、客観的に見て順調に成長していたかと。
あじ太郎(25)の一日
昼間はだいたいパチ屋に行っていて、暇な時はさとみ(2)と遊んでいる…みたいな日々。さちえ(36)が普段使っていないという125ccのマジェスティを貸してくれたので、それで天神、もしくは博多周辺のパチ屋に通っていました。
基本的にMJ天神、プラザ天神、ブーム、玉屋、プラザ博多、キング?(ライオンのとこ)のいずれかの店舗でだいたい毎日朝一から打っていたので、当時その辺の店に通っていた方がいれば、たぶんすれ違ったことぐらいはあるかと。
打っていたのは大体ジャグラーシリーズ。当時新台だったゴージャグが一番多かったかな。あとはハッピー、みんジャグ、マイジャグの順番かと思います。本来であれば割の高いマイジャグが最優先のはずなのですが、設置数が少なかったんですよね。
あとはハナハナ。当時はニューキングハナハナが一番人気でしたね。その次がツインじゃないドラゴンハナハナ。一番不人気なのは沖縄フェスティバルだったかな。あれはハナハナではないのか。
たまーにパチンコも打ってましたよ。牙狼金色とか真慶次とかトランスフォーマーあたりの旧マックスですね。
ちなみに、昔書いた「私が小役カウンターを使わない理由」という記事に出てくるパチンコ屋は玉屋。今は知りませんけど、当時のその地区はカチカチくん禁止の店が多かったんですよ。プラザ系列とブームは使っても良かったけど、それ以外のお店は禁止の店が多かったかと思います。
女3人との別れ
かなり変な一家?だったわけですが、個人的には居心地も良く、なんか情も湧いてきたし、このままさとみ(2)の父親になって、ここで暮らしてもいいかもなーとも思いました。女3人がどう思っていたのかは知りませんけど。
結局、その家には1ヶ月くらい泊まっていたのかな。なんかもっと長く滞在していたような気もするのですが、計算上、せいぜい1ヶ月程度のはず。
期間を決めていたわけでもなく、女3人のうちの誰かと喧嘩したとかそういうわけでもないのですが、ふと思ったんですよね。ただ単にふと、そろそろ帰ろうかなと。
居心地は悪くなかったけれど、別にさちこ(18)、もしくはさちえ(36)と付き合っているわけでもないし、一生ここにいるわけにもいかない。いつかは帰らなければならないのならば早めに帰ろう。そんな感じかな。
私が自分の家に帰ると告げると、女3人は意外とあっさりしていて、
さちこ(18)「そう。元気でね。バイバイ」
さちえ(36)「はーい。またねー」
さとみ(2) 「ホギャーッ!ホンギャァーッ!!」
みたいな。女は強い。
女3人と別れたあじ太郎は小倉に向かい、そこからフェリーに乗って自分の日常に帰っていくのであった。
唐突ですがこの話はここで終わり。後日談もオチもなし。彼女たちとはその後も一切連絡は取っていないし、今何をしているのかも知りません。
福岡は良い街だったので機会があればまた行きたいですが、彼女たちに会うことは、多分もう一生無いのでしょう。
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