本当にあったパチプロのはなし

ちょっと変わった経験談や、ギャンブルとの向き合い方について書いています。

会社の後輩とラブホに行って、やろうと思ったけどやれなかった話

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「やれたかも委員会」という漫画を読みました。

 

いつだったか忘れたんですけど、iBooksのストアで1巻と2巻だけ無料の時があって、その時にダウンロードしてほったらかしにしていたんですけど、1年か2年ぐらいの年月を経て読了いたしました。

 

どういう漫画かというと、「やれたかも…」的な話を集めた一話完結型の漫画。あとがきとかを見る限り、基本的に寄せられた実話をもとに描かれているっぽい。「それ、何が面白いの?」と思うのが普通だと思うんだけど、普通に面白いんですよねこれが。

 

というわけで、今回はオッサンなら誰でも持っているであろう、やれなかった、不通だったというエピソード。別に何かしら華があるわけでもなく、本当に他愛もない生活の1ページ。そんな普通で不通の話。

 

 

サラリーマン時代の思い出

今から…何年前だろう。6年前?7年前?それくらいかな。まだ会社勤めのサラリーマンだった時の話。

 

勤めていた会社はいわゆる商社なんだけど、基本的に社員は中途採用が中心で、その子も中途採用で入社してきました。僕が営業でその子は仕入れ部門だから違う部署だったんだけども。年齢は一つ上。だからたぶん25歳とか26歳とかそのくらいかな。

 

その子の入社初日のお昼休み。右も左も分からない新入社員。大体お昼になると面倒見の良い部長が新入社員をランチに連れていってたんだけど、その日は部長が出張か何かで不在。同じ部署の先輩もみんな忙しいみたいで昼休みも仕事中。というわけで、一緒にお昼ご飯を食べに行くことにしました。なに食ったっけな?さすがにそこまでは忘れた。

 

実際、可愛いかどうかといわれると結構可愛い。なんかシュッとしてて好みの顔立ち。あとなんかエロい。なんか知らないんだけどエロい。雰囲気が。デカい。おっぱいが。

 

そら聞くわなLINE。誘うわな晩御飯。

 

名誉のために言っておくと、会社の先輩という立場を盾に、無理やり誘ったわけではないよ。なんかくるのよLINEが。他愛もない話をあっちから振ってくるのよ。「野球好きですか?」とか「今日晩御飯何でした?」とか。こりゃ誘わないと失礼でしょ。観に行くわな。クライマックスシリーズ。野球場に観に行ったわけじゃなくて、スポーツバーみたいなとこに行きました。

 

話は合う。同年代で、どちらも地方出身ということもあり普通に話は合う。盛り上がる。店を出る。23時。

 

行くわな駅へ。乗るわな電車。帰すわな家へ。

 

帰すのよ。とりあえず最初は家に帰す。わたしゃ紳士だからね。いきなりはマズい。その辺で出会った女ならまだしも、新入社員だからね。次があるんだよ。ネクストタイムが。

 

新宿の夜

次に二人で会ったのは会社じゃなくて休日。場所は新宿。夕方ぐらいに待ち合わせして、まず買い物に行った。買い物っていうかウインドウショッピングか。その子は音楽が好きで、CD屋さんか何かに行ったような気がする。あとは服見に行ったりとか。

 

これはあれやな。いわゆるデートというやつやな。夜は御飯を食べに行きました。何食ったけな。焼き鳥居酒屋みたいなとこかな。あんま覚えてないけど、飯の話は結構どうでもいいので置いておきましょう。

 

さて、ご飯も食べ終わって今日もお開き…というのが当然の流れであって、頭の中には邪な考えなど何一つなく、澄んだ秋の夜空のように心は透き通っていました。さあ帰りましょう、帰りましょう。

 

「ちょっと歩きたいんですよねー。付き合ってくれませんか?」

 

みたいなことを言われました。付き合うっていうのはあれよ。散歩に付き合ってくれませんかということよ。男女交際してくれませんか的なことではないよ。

 

その子は高田馬場に住んでいたんだけど、そこまで歩いて帰りたいと。新宿から高田馬場までは山手線で二駅。全然歩ける距離なんだけどちょっと遠い。GoogleMapによると2.3km。所要時間は約30分らしい。そのくらいならお散歩に付き合いましょう。歩きましょう歩きましょう。一緒に高田馬場まで歩いて帰りましょう。

 

帰りの道すがら

ちょいちょいラブホがあるんですよね。帰っている道中に。

 

ラブホ街を通っていたわけではないので、本当にちょいちょいなんだけど、400mぐらいの一定間隔でラブホが点在しているわけですね。ただ、全くそんなつもりはありません。繰り返しになりますが、あくまで会社の先輩と新入社員。邪な気持ちは一切ありません…でした。ありませんでした。ここ過去形ね。

 

「このホテル知ってます?なんかリゾートホテルみたいな感じらしくて、一回行ってみたいんですよね」

 

信号を待っているタイミングで、彼女が不意に赤信号の先のホテルを指さしこう言ったわけです。

 

ふむ、ふむふむふむふむふむ。それはあれか。今晩行っちゃいたい的なあれか。トゥナイトはリゾートしたい気分なのか。そうなのか。トゥギャザーしたいのか君は。

 

…いや、待て待て待て待て待て。そこにホテルがあるって言ってるだけじゃん。いい感じのリゾートホテルがあって、一回行ってみたいって言ってるだけじゃない。何を早とちりしてるんだ俺は。ルーよどっか行け。この間約0.1秒。さて、そろそろベストアンサーを決めようか。

 

「よ…よよよよ寄っていく…?」

 

とか言ってたら、もしかしたらやれたかもしれませんねこれは。

 

おそらく、そのままなだれ込む可能性が50%ぐらい。「えー冗談でしょー?」と言ってかわされるのが30%ぐらい。「うっざ、勘弁してくださいよ。キモ」と言われるのが20%ぐらいかな。

 

ただ、マイベストアンサーは、

 

「ふーん、いい感じなんだ。へー。ほーん」

 

でした。そのまま彼女の家の近くまで送って、電車で自分の家に帰りました。

 

こういうことなのよ

うるせーなあ。これでいいんだよ。いやこれ、やろうと思ったけどやれなかった話だからね。タイトルもそう書いているでしょう。どっちにしてもこういうオチなんですよ。これが正解なの。

 

後日談も特にありません。別に気まずくなったとかそういうわけでもないんだけど、なんとなく彼女と話す機会も少なくなり、僕が退職したこともあり、特に何もトゥギャザーな事は起きていません。

 

 

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