本当にあったパチプロのはなし

ちょっと変わった経験談や、ギャンブルとの向き合い方について書いています。

灼熱の天神編①

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博多駅に着いたのは早朝6〜7時頃だったように思う。松山から深夜フェリーで小倉に向かい、そこから新幹線に乗り換え辿り着いた。博多に着いて、まずコインランドリーを探した。早朝なのでパチンコ屋は開いていなかったし、それまでの過程で洗濯物が溜まっていたから。

 

駅から歩いて10分ぐらいのところに公園があって、その脇にコインランドリーを発見したのでそこで洗濯をすることにした。洗濯を待つ間、公園のトイレでうんこをしたのだが紙が無かった。しょうがないので松山のパチンコ屋の端玉景品でもらった黄金のウェットティッシュでお尻を拭いた。

 

そうこうしているうちに洗濯が完了し、駅の方面に戻ると、駅前のパチンコ屋に行列ができていた。プラザ博多店というお店らしい。全く情報も無いので狙いもクソもないのだが、とりあえず並んでみることにした。他にやる事もないし。

 

2015年5~8月ごろの話です。記憶があやふやな部分も多く、忘れているところは適当に補完して書いています。また、お店のイベント日や設定状況、交換率等は全て当時の話であり、今どうなっているのかは知りません。

 

北斗のモヒカン雑魚と並びでハナハナを打つ

かなりの人数が並んでいた。何人だったんだろう。たぶん200人ぐらいかな。特徴的だったのは中国人だか韓国人の団体観光客みたいな大人数のグループがいたこと。日本観光ツアーの一つにパチンコ屋が含まれていたのかもしれない。あまり他の地域では見たことがない光景だ。

 

抽選の結果は流石に覚えていないけれど、台を選び放題だったことは覚えているので、そこそこ良番だったんだと思う。特に理由は無いんだけど、地下にあるハナハナの島に行って、ニューキングハナハナの角から二番目の台に座ることにした。この店の特徴なのか、福岡、ひいては九州の特徴なのかは分からないが、一般的な地域に比べると30パイの比率が多く感じた。ハナハナシリーズはもちろん多いし、沖ドキ、スーパービンゴの30パイが多数設置されていたり、マタドールやマハロなどバラエティ系の沖スロも沢山あった。

 

僕が着席してから少しして、隣の角台に北斗の拳の雑魚キャラみたいなモヒカンのオッサンが着席した。手の甲まで入れ墨もバリバリ入ってるし、パチ屋なのに色付きメガネをかけてるし、やっぱり福岡は修羅の国なんだなぁと実感した。

 

モヒカンは顔が広いらしく、老若男女問わず色んな人から挨拶されていた。僕も何回か話しかけられた。別に他愛もない話なんだけど、喋り方は見た目通り若干ヤバめでちょっと怖かった。悪い人ではなさそうなんだが、ド平日の朝からパチ屋に来ているんだから普通の人でもないんだろう。たぶんこの店のマスコットキャラクターみたいな人だったんだろうな。まだいるのかな。知ってる人がいたら教えてほしい。

 

その日は勝った。たぶん設定も入っていた。僕の台とその隣のモヒカンの台が当たりで、どちらも結構な枚数が出たと思う。特にモヒカンはビッグの連チャンが半端なく、一撃で3000枚ぐらい出していた。僕の台は一撃は無いものの、じわじわコインが増えていき、結局閉店ギリギリまで打って7万ぐらい勝ったんじゃなかったかな。

  

夜は博多駅近くのネットカフェに泊まった。ビックカメラかヨドバシカメラか忘れたが、駅前に大きな家電量販店があって、その上階にネットカフェが併設されていた。たしかフラットタイプの席が空いておらず、マッサージチェアのような席の個室に泊まった。その為、ろくに眠ることは出来なかったが福岡について色々調べることができた。

 

博多から天神へ向かう

翌日、早朝から天神に向かった。博多から地下鉄で10分ぐらいだったかな。博多と天神は大阪でいうと梅田となんばのような感覚に近いと思う。どちらも都会なのだが少し毛色が違う。博多駅周辺はオフィス街という感じで、綺麗で整っているが、ビルが立ち並ぶばかりで少し味気がない。天神駅周辺はまさに地方都市の繁華街という感じで、綺麗なところもあればごちゃついているところもあって、個人的には天神の方が好みに合った。

 

天神駅周辺にはパチンコ屋が3軒あった。MJ天神とプラザ天神という2店舗が隣り合っていて、少し離れたところにブームという店があった。天神駅と博多駅の中間ぐらいに玉屋というパチンコ屋もあって、ギリギリ歩けなくもない距離だった。

 

その日は何を打ったのかは覚えていないが、一日腰を据えて打つことはなかった。各店舗を回って、目についた台のハイエナだったり、会員カードを作ったり、客層のチェックとかをしていたんだと思う。ぐるぐるぐるぐる各店舗をひたすら回っていた。

 

銭湯で考える

夜、親不孝通りという変な名前の通りを抜けたところに銭湯があって、そこに入ることにした。銭湯に浸かり、今日一日のことを振り返りながら考えていたことは「ここはもうしかしたらかなり良い土地なのかもしれないな」ということ。もちろんスロットで食える的な意味で。

 

まず、稼働と台数のバランスが良い。言い換えるなら需要と供給が良いと言えばいいのかな。機種構成のバランスも良いし、全体的に客つきも良い。適当にハイエナをしているだけでもそこそこ金になりそうな感じがした。

 

あとは設定状況が良さげ。特にジャグラーとハナハナを始めとするノーマルタイプは地合いが良さそう。ド平日にも関わらずぶん回されているノーマルが多数あった。個人的にジャグラーのデータを漁る時は、バケ確率や出玉から逆算したぶどう確率よりも終日のゲーム数を重要視している。設定が良くなくてもボーナス確率さえ良ければある程度回されるが、その逆は何かしらの意図がある可能性がある。

 

一日ざっと見ただけではアテにならないことも多いのだが、少なくとも手も足も出ないような地域ではないだろうというのは感じた。

 

朝一からパチ屋に向かう

翌日、朝一から行ってみることにした。選んだのはMJ天神。昨日チェックした感じだと、天神駅周辺の3店舗では一番台数が少なく、一番客つきが悪いが、ジャグラーに設定を使っていそうな感じがした。この地域に来てまだ2日目で、ろくにデータのまとめもしておらず狙いもクソもないのだが、一応、昨日の閉店前に全台のゲーム数と出目をメモっていたので、リセット状況やガックン対策をしているのか、朝一の客の動きなどを確認して、可能であれば昨日の据え置きを狙ってみようかと考えていた。

 

福岡のパチ屋の開店時間は10時。抽選か並びは店によって異なるが、MJ天神の場合は旧イベント日の5のつく日だけ抽選でそれ以外の日は並び順(※)。特に狙いはなかったので朝は並ばず、10時ギリギリに店舗に到着するように出発した。(※当時の話であり、今どうなっているのかは知りません)

 

そもそも大きな店舗ではないし、昨日の感じだと朝の並びは少ないだろう。平日だしイベント日でもないしたぶん2人とか3人とかじゃないかな。

 

そう思いながら店に向かうと、既に40人ほどの列が出来ていた。

 

 つづく(つづかないかもしれない)

 

 

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