本当にあったパチプロのはなし

ちょっと変わった経験談や、ギャンブルとの向き合い方について書いています。

灼熱の天神編③

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前回からの続きだよ

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2015年5~8月ごろの話です。記憶があやふやな部分も多く、忘れているところは適当に補完して書いています。また、お店のイベント日や設定状況、交換率等は全て当時の話であり、今どうなっているのかは知りません。

 

○のつく日は○○の日

当時はまだみんぱちみたいなサイトはなくて、その店の特定日、いわゆる旧イベント日を知るためには店内の掲示物を見たり、店員に聞くのが一番確実な方法だった。知り合いがいればその人に聞くのが一番手っ取り早いんだけどね。

 

天神界隈のパチ屋でいうと、MJが1(ジャグラー限定)と5のつく日、プラザが7のつく日、ブームが2と8のつく日、玉屋が3のつく日だった…と思うんだけど、実際のところはちょっと違うみたいなんだよね。ブームは2と8じゃなくて3と8、玉屋は2の日らしい。記憶違いをしているのか、たまたまその期間はテレコになっていたのか分からないんだけど、ブームが2で玉屋が3だったと思うんだよな。まぁどっちでもいいんだけど、とりあえずブーム=2と8、玉屋=3として話を進めさせてもらう。近県の方は違和感があるかもしれんが許してくれ。

 

昨日は1のつく日。ということは今日は2のつく日。つまりはブームのイベント日。

 

ただ、ピンで狙えるほどの情報もなかったので、朝一は別店に宵越しを狙いに行くことにした。お店は玉屋、狙いはバジ2の900ゲーム。

 

こ、これはラムクリ…?!

バジリスク2は撤去されてからしばらく経つ台なので一応説明しておくと、天井は1280ゲームで、まぁまぁ強めの天井恩恵もあって、900ゲームからだと期待値5000円ぐらいになるのかな。特長は設定変更されてもゲーム数はリセットされないということ。ラムクリという荒技を用いればゲーム数もリセットされるんだけど、スロットのラムクリは設定変更やパチンコのラムクリとは違って、かなり時間と手間がかかるのでほとんどされることはない(らしい。自分ではやったことがないので本当なのかは知らないんだけど)。

 

というわけで朝から玉屋に並びにいくことに。抽選の結果は微妙。どのくらいだろう。30番ぐらいだったのかな。まぁ無理だろうけど一応入場するか…と店に入ったところ、なんとバジ2は空いていて、もちろん急ぎで台を抑えた。

 

…いや絶対おかしいんだよなこれ。普通に考えて、バジリスク2の900ゲームは30番目の入場で座れるような台ではない。サイトセブンで前日のゲーム数が確認できるお店なのよ。今と比べるとハイエナってそこまで浸透していなかったかもしれないけど、それでも絶対おかしい。

 

サイトセブンのデータと備え付けのデータカウンタを見比べると、なんで空いていたのか分かった。ビッグの回数が一回上がってる。どういうことかというと、閉店後に天井まで回して、ARTに入ってからリセットかけてんのよこれ。たぶんだけど。

 

というわけで危機回避。バジ2は諦めて、源さん(ティアラのやつ。これもリセットでもゲーム数据え置きなんだけど、こっちは対策されていなかった)の500ゲームぐらいの台を打って、ちょろっとだけ負けて玉屋を後にした。

 

親父の遺言

昼飯を食った後にブームに向かうと、イベント日だというのに客つきはまばらだった。例外としてジャグラーコーナーだけが盛況で、昨日MJで見たメンツもちょいちょい打っていた。

 

ふむふむふむ。ジャグラーコーナーを見渡してみて思ったことは末尾2番台が強いということ。まだお昼過ぎだし、回数がついてきてない台も多かったんだけど、末尾2番台のジャグラーは漏れなくガチ勢っぽい兄ちゃんにぶん回されていた。いや漏れなくっていうのは嘘だね。一台だけ、アイムが一台だけ空いてたんだよ。

 

「あ、あじ太郎…絶対にアイムジャグラーだけは打ってはいかんぞ…」

僕の親父はそう言い残し天に旅立って行った。今までその遺言に従い、どんな状況でも決してアイムジャグラーを打つことはなかった。

 

まぁ人間死んじまえば所詮クソ袋よ。遺言など知るか。そう思った僕は数年ぶりにアイムジャグラーを打ってみることにした。

 
つづく

 

 

 

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