本当にあったパチプロのはなし

ちょっと変わった経験談や、ギャンブルとの向き合い方について書いています。

「期待値」と「大数の法則」と「収束」の話

「ハイエナ稼働 ピンポイント講座」という記事を書こうと思ったのですが、その前に「期待値」そのものの話を記事にしておかないと分かりにくいなと思い、本記事を書いています。

 

パチスロで勝つためにはいくつか方法がありますが、結局のところは「期待値のある台を打つ」ということに尽きるんですね。

 

前提としてはハイエナ稼働の記事の前置きの為に書いていますが、パチスロ・パチンコ問わず普遍的な考え方なので一般のビジネスにも役に立つ考え方だと思います。

 

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そもそも期待値とは

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 そもそも期待値とは何ぞやという話なんですが、wikipediaにはこう書いています。

 

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期待値
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

確率論において、確率変数の期待値(きたいち、英: expected value)とは、確率変数のすべての値に確率の重みをつけた加重平均である。確率分布に対して定義する場合は「平均」と呼ばれることが多い。

例えば、ギャンブルにおいて掛け金に対して戻る金額の期待値とは、戻ってくる「見込み」の金額である。ただし、確率変数が期待値を取る確率が最大とは限らず、確率変数が期待値を取るわけでもない。しかし、独立同分布であれば、標本平均は期待値に収束することが知られている(大数の法則)。*1

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パチスロに置き換えて簡単にいうと、その台を打った時の収支の平均ということですね。

 

例えば、アイムジャグラーEXで考えてみますと、

設定1(機械割95.8%)を8000ゲーム打った場合、 ▲1008枚

設定6(機械割105.16%)を8000ゲーム打った場合     +1238枚

これが期待値 ということになります。

 

ただし同じ設定でも日によって実際の収支は変動します。

たとえばバジリスク絆の設定1(機械割97.3%)を打って10万勝てる日もあれば、

設定6(機械割119.2%)を打って10万負ける日もあります。

 

パチスロのシステム上、確率分母の大きい抽選を受けているので数万単位で

揺らぎが出ることはしょっちゅうあります。

所謂「ヒキ」といわれる部分ですね。

 

私はヒキなり運なりを否定する気はありませんが、パチスロで勝つことにおいて、

ヒキは必要ありません。

 

1日~2日、あるいは1週間程度であれば、期待値の高い台を打ち続けても負け続けることがあるかもしれません。

ただ、1か月、2か月、3か月・・・と打ち続けることで期待値に近づいていきます。

 

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大数の法則とは

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なぜ、期待値に近づいていくのかという事なんですが、「大数の法則」とよばれるものがあります。

 

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大数の法則
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
 

 サイコロを何度も繰り返し振り続けると、出た目の標本平均は平均に収束する。
大数の法則(たいすうのほうそく、英: Law of Large Numbers, LLN、仏: Loi des grands nombres[1])とは、確率論・統計学における基本定理の一つ。極限定理と呼ばれる定理の一種。

たとえばサイコロを振り、出た目を記録することを考える。このような試行を厖大に繰り返せば、出た目の平均(標本平均)が出る目の平均である 3.5 の近傍から外れる確率をいくらでも小さくできる。これは大数の法則から導かれる帰結の典型例である。より一般に、大数の法則は「独立同分布に従う可積分な確率変数列の標本平均は平均に収束する」と述べている。 *2

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ぶっちゃけ、何を書いているのかよく分かりませんが、簡単に言うと、

 

「期待値が存在する場合、試行回数を繰り返すほど平均に近くなる。」

 

ということですね。(たぶん)

偉い人が発表した統計学上のちゃんとした法則っぽいので、この世界はそういうものだと考えるのがよいかと思います。

 

ヒキや運について、逆説的に考えてみます。

もの凄くヒキ弱なパチスロ店の店長がいます。

ヒキ弱店長のお店は全台設定1なのにいつも大繁盛。

なぜなら、お客さんがみんな設定1なのにジャンジャンバリバリ勝ってしまうからです。

 

そんな話、聞いたことありませんよね。

パチスロ屋が設定で出玉を調整している以上、

期待値のある台を打ち続ければパチスロで勝つことができます。

 

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収束についての注意点

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大数の法則、特に「収束」についての注意点です。

これは日本語の感覚的な部分なので、誤解を生む書き方ですが、

 

パチンコ・パチスロにおいては、期待値は収束しません

 

例えば、ディスクアップを打っていて5回連続でダンスタイム(DT)に入らなかったとしましょう。(ダンスタイム突入率は50%)

 

「流石にそろそろDT入るやろ・・・」と思う気持ちは分かるんですが確率は変わりません。50%です。

 

シンディーさんが忖度して、

 

「こいつダンスタイム外しまくってるから、めんどいけどそろそろ出て行ってやるか・・・しゃあないなこのクソDTが」

 

みたいな感じでダンスタイムの確率が上がることはありません。

 

なので、沢山打てば期待値が収束するというよりも

 

「気にならなくなる」

 

と考えると分かりやすいです。

 

機械割119%の台を1日打って2万負けたとしましょう。痛いですよね。

 

仮に月収50万のうちの2万なら4%。消費税の半分以下ですが、まぁ痛いですよね。

 

月収50万なら1年間で600万。600万のうちの2万は約0.3%。銀行の金利以上ですから、ちょっと痛いですよね。

 

1年間で600万なら5年で3000万。3000万のうち2万は約0.07%。

このぐらいなら痛いから痒いぐらいにダウンしているかもしれません。

 

そんな感じです。

 

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まとめ

 本文と若干矛盾している気がしますが、私はパチンコ・パチスロ専業は結果が全てだと思っています。

 

いくら期待値を積んだところで、結果が出ないと意味はありません。

期待値で飯は食えませんからね。

 

ただ、ESPとゴト師以外が正攻法パチンコ・パチスロで勝とうとすると期待値を積むしか方法はありません。

 

次回は「ハイエナ稼働 ピンポイント講座」の予定です。

良かったら読んでね。

 

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*1:「期待値」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。2020年1月3日23時(日本時間)

*2:「大数の法則」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。2020年1月3日23時(日本時間)