最近、くだらない内容のことばかり書いてきたので、「たまには、真面目な事も書かなければいけないな」と思い、北斗天昇を打ちながら記事を書いていました。
最初は、「パチスロで勝つ為に一番大切なこと」みたいなタイトルで書こうかと思っていたのですが、なかなかうまく書けません。文章を書くことに意識を持っていかれ、気がつけば、シンどころか、ジャギやカイゼルにまでボコボコにされていました。
ボコボコにされて、牛乳を吐いているケンシロウさんを見て思いました。
「パチスロで遊技者側は勝てない」という事を理解することが、パチスロで勝つ為の第一歩であり、とても重要な事なのではないかと。
というわけで、今回はちょっと真面目なお話。
「なぜ、遊技者側が勝てないのか」を理解することが重要かもしれない
というテーマで書いていきたいと思います。
別に大した話ではありません。
ある程度経験がある方であれば、多くの方が理解されている内容だと思います。内容的にライトユーザーというか、初心者向けです。その点ご了承ください。
ちなみに、北斗天昇は当然のように負けました。
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システム的に遊技者側は勝てない
パチンコ・パチスロのみならず、ギャンブルと呼ばれるもの全てに共通する話なのですが、基本的に遊技者側は勝てません。
特に「マイナスサムゲーム」と呼ばれる「胴元が存在し、控除率を徴収する類のギャンブル」は絶対に勝てません。パチンコ・パチスロの控除率は、公営ギャンブル(競馬・競艇等)と比べると低いと言われていますが、それでも勝つことは出来ません。
1日単位では遊技者側が勝つこともあります。ただ、継続的に勝つことは不可能です。
パチンコ店の経営には、機械代はもちろんのこと、店舗の家賃、光熱費、人件費、保険代、広告費、その他もろもろ、バカにならないお金が必要です。
50万円の新台を10台導入すれば500万円かかるし、店員が10人いて給与が月30万円なら、月に300万円以上の人件費がかかるわけです。
パチンコ店は、遊技者からそのお金を徴収しています。
簡単に言い換えるならば、「パチンコ店がビジネスとして存続している=遊技者側は絶対に勝てない」という事ですね。
そこに運が介在する余地は、ほとんどありません。
ある程度の規模以上のデータ集計をしたことがある人は分かると思いますが、ちゃんとした稼働があれば、出玉率は思っているより正確に出ます。パチスロ機というのは、世界に誇る日本の技術力の結晶です。とても精密に作られています。
もちろん、そのお店が繁盛するかどうかには、立地だったり、ライバル店の動向だったり、運の要素も多少は関係あるのでしょうが、「店長のヒキが悪すぎて、全台設定1なのに大損した!こりゃ閉店だ!」みたいな事はありえないわけです。
つまり、適当に打ったら負ける
結局、何を言いたいのかというと、その辺のお店に行って、何となく好きな台を選んで座ると負けるということです。
もちろん、1日単位で見ると勝つ時もありますし、月単位で勝てる時もあるかもしれません。ですが、それを1年とか2年、数年単位で継続するのは、とても難しいことなんですね。
ごく稀に、適当な時に行って、好きな台だけを打って、数年単位で勝ち続けている人がいます。確率とか、期待値とか、その他もろもろを超越してくる人は本当にいます。
ですが、これはあくまで例外中の例外。レオナルド・ダ・ヴィンチとかアインシュタインレベルの大天才だと思ってください。普通の人間には不可能です。
ただ、不思議な事に普通の人間の中にも、勝ち続けている人はいるんですよね。
以下、少し誤解を招きかねない表現があるので、注意してお読みください。
遊技者側の配分
パチンコ・パチスロの還元率は、一般的に80~85%と言われています。
(ややこしい話になるので今回は省きますが、機械割と出玉率と還元率はそれぞれ意味が異なります)
「いや、そんなわけないっしょ。もっと負けてるって」と思ったあなたの感覚は正しいと思います。パチスロで勝てない方のほとんどは、これ以上負けているはずです。
なぜなら、勝っている人がおいしい部分を持っていってしまうから。
パチンコ・パチスロで負けている人の割合は9割といわれています。逆にいうと、勝っている人の割合は1割ということになりますね。
1割(≒勝っている人)が、還元される内のおいしい部分を持っていき、余った部分を9割(≒負けている人)で分配しているという事です。
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どうやってハネているのか
1番分かりやすい例がハイエナ。
設定によって出玉率が定められているわけですが、天井機能がある機種の場合、状況に応じて出玉率は変動します。何となく好きな台を打って、好きなタイミングでやめると、同じ設定でも出玉率が異なる(下がる)場合があるという事ですね。
逆に、天井に近いゲーム数から打ち出すことで、設定1でも出玉率が100%を超える場合があります。これがハイエナと呼ばれるものです。
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設定狙いも考え方は同じ。
還元率の中で設定配分が決められているわけですが、おいしい部分(≒高設定)を勝っている人が持っていってしまうんですね。
仮に「1/2で設定6」というイベントがあったとしても、ある程度のレベルの人(1/2以上に絞れている人)が参戦してくると、その時点で1/2ではなくなってしまいます。
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まとめ
パチンコ・パチスロというのは、あくまで遊技、遊びです。
遊びなんですから、楽しみ方は人それぞれ。演出を楽しむのも良いし、リール制御を楽しむのも良いし、勝つのを楽しむのも良いんです。
「勝っている人」というのは、パチンコ・パチスロで「勝つこと」に楽しみを見出し、追求したという、ただそれだけの話。勝っている人が偉いとか、負けている人がダメとか、そんなことはもちろんありません。
ただ、ある程度以上勝っている人は、一般の遊技者の割を貰っているという事を理解し、感謝というか、謙虚に立ち振る舞うべきだと私は思います。
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