昔から高い所が苦手です。
バンジージャンプとか、ジェットコースターとかは絶対無理。スカイダイビングをしようものなら、ショック死してしまうと思います。ただ、別に極度の高所恐怖症というわけではなくて、自分の身がむき出しになっていなければ大丈夫。例えば、東京タワーとか、高層マンションの最上階とか。
パチスロの下振れも、私にとっては同じような感覚。好きか嫌いかで言われれば、もちろん嫌いなのだけれど、別にまぁいいかな、という感じ。
無理して上手いこと書こうとした結果、逆に分かりにくくなったところで本題。『パチスロにおける「下振れ」の原因と対策』について。
私は、頭の出来がちょっとよろしくないので、いまいち統計学とかを理解していません。なので、以下はあくまでも経験上、ないし知識的な話です。
下振れが起きるのは当たり前である
パチスロにおいては、下振れが起きるのは当たり前なんですよね。
上振れする要素としては、ネタ系と、ハイエナで設定2以上を打っている可能性ぐらいだと思いますが、下振れする要素はいっぱいあります。
実際の機械割は、(基本的に)メーカー発表値より下がる
例えば15枚役の押し順を間違えたり、小役を取りこぼしたりすれば、単純に15枚損なわけです。人為的なミスは減らすことはできますが、ゼロにするのは不可能です。
ペナルティもありますね。自分でいくら気をつけても、する時はするし、打ち出した時点で前任者のペナルティが入っていることもあり得ます。
あとは、閉店取り切れず。特に5号機で一撃性能の高い機種や、時間効率が悪い機種は、影響が大きいですね。6号機では、2,400枚規制の影響で少なくなっているはずですが、時と場合によっては、十分起こり得ます。
その他にも、ボーナス察知とか、2枚掛けとか、細かいことを追求すれば、他にも機械割が下がる要素はあります。
公表されている機械割というのは、ほとんどがメーカー発表値です。メーカーによって微妙に算出条件が異なるそうですが、普通に考えれば、見かけを良くしようとするのは当然のこと。フル攻略に近い条件で算出されているものが多いかと思われます。
余談ですが、ジャグラーシリーズをはじめとして、北電子の機械割は、比較的低く公表される傾向にあります。
例えばジャグラーシリーズであれば、チェリー狙いとボーナス後の1枚掛け、ブドウ抜きだけで、実質1~2%ぐらい上がると言われています。あとは、ビタ押し等の技術介入要素が強い機種も、低めの機械割が出される場合がありますね。
これも余談なのですが、機械割詐欺について。
「なんとかストラトス」とか、逆に「なんとか大戦」とか、疑わしい事例が過去に複数あったのは事実です。タイマーなのか、設計ミスなのか、バグなのかは分かりませんが、何かしら裏はあったのでしょう。
ですが、機械割詐欺は(現在では)、ほとんど無いと思っています。業界的に色々闇が深い部分もあるので、全くのゼロだとは言いません。
ただ、どこもかしこも、「コンプライアンス!」と、うるさいこのご時世に、メーカーがリスクを冒す可能性は低いと思います。
追い詰められた個人がやっちゃうとか、誰かが嘘をついている…みたいなことは、あるかもしれませんけどね。
設定判別が間違っている可能性
これは、主に設定狙いの話です。簡単に言えば、「こぜ6!」と確信してぶん回した台が、実は中間設定だったとか、そういう事ですね。
一般的に、全国のパチスロ台のうち、90%以上の台が設定1or2だと言われています。設定6に限って言えば、どれだけ良くても一桁。現実的には1~2%程度かそれ以下でしょう。
適当なお店で、ぱっと座ったジャグラーを朝からぶん回して、ボロ勝ちしたとしましょう。ボロ勝ちなので、もちろんボーナス確率は優秀だし、判別要素も全て設定6の近似値。設定判別ツールによると、80%の確率で設定6である。
この場合、よくて中間設定だと判断するべきだと思います。
もちろん、これは非常に極端で稀有な例です。設定判別ツールの信頼度は機種によって異なりますし、設定状況はお店や日にちによって異なります。ただ、現実として、低設定の割合が圧倒的に多く、高設定は圧倒的に少ないんですよね。適当なお店で、ぱっと座ったジャグラーが設定6である可能性は、非常に低いです。そのことは常に頭に入れておくべきだと思います。
最終的には、自分の根拠と設定判別の結果の、どちらを信じるかという話になってくるのですが、よっぽどの判別結果だったり、よっぽど設定判別が容易な台以外は、根拠優先の方が良いと私は考えています。
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リセット(設定変更)のリスク
これは、主にハイエナ、特に宵越しでのゲーム数狙いの話になります。
6号機は、有利区間ランプの関係で、リセットが分かりやすい機種が多いのですが、5号機の場合、(一部の機種を除き)見かけでは分かりません。据え置きと仮定して打ち始めた台がリセットだったとか、逆にリセットだと思っていた台が据え置きだったという事は、十分起こり得る事です。
基本的には、ホールの傾向から判断している人がほとんどかと思いますが、その判断が正しいのか、どれだけ正確なのかは、お店の人にしか分かりません。
私の経験上、全据えのお店でも、特定の曜日だけリセットをかけたり、月末だけリセットをかける所もあります。聞いた話だと、リセット後の高確を消したり、リセットではなく、バイトが天井まで打ち切ったりするお店もあるみたいですね。また、店長や経営方針の変更で、リセット傾向が変わることもあります。
演出やゾーンの関係で、打っている途中で気づく機種も多々ありますが、初当たりを引くまで判別できない機種も多いです。そして、ハイエナで深いゲーム数から打ち出したとしても、天井到達前に初当たりを引くことの方が多いはずです。
「リセット1台食らったら、100台は食らってると思え」
とまでは言いませんが、1台リセットを食らってる時点で、そのお店で過去に打った台も、どこかでリセットを食らっている可能性が、非常に高くなります。
自分でも全く気付かないうちに、リセットを食らっている可能性はあります。場合によっては、期待値が上がる要因にもなり得るのですが、下がるケースの方が多いでしょう。
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期待値とは平均である
ここからは考え方というか、基礎知識の話になるのですが、期待値というのはあくまで平均値なんですよね。
例えば、天井期待値+2,000の台を10台打てば+2万なわけですが、
「±0×5台と4,000×5台」でも+2万だし、
「-3万×9台と+29万×1台」でも+2万なんですよね。
特に凱旋とか聖矢みたいな、一般的に「荒れやすい」と言われる台は、10台打った程度では、だいぶ差が大きくなってくると思います。
天井狙いの勝率は、1台あたり大体30~40%ぐらいだと思います。ただ、それを1日10台とか打つことによって、1日あたりの勝率は60~70%ぐらいになりますね。(もちろん、ボーダーや機種によって異なりますが)
例えば、パチンコの65%継続で、単発で終わる時もあれば、アホみたいに連荘する時もあるように、短いスパンであれば結構ブレます。そして平均値である以上、下にブレることの方が多いはずです。
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下振れの対策
タイトル詐欺で申し訳ないのですが、下振れに具体的な対策などありません。人間ですから、下振れを食らうと、どうしても気が滅入るわけですが、気にせず打ち続けるしかないんですよね。
ただ、自分の稼働を見直してみるというのは、有効だと思います。設定判別が間違っている可能性はないのか、リセットを食らっていないか、適当に遊び打ちしていないか、決めたボーダーを破っていないか…などですかね。
前書きの通り、私はバカなので、統計学上、どのくらいで落ち着くのかはよく分かりません。以下はあくまで経験上の話です。
私の場合、稼働時間は、5年間で平均250時間/月ぐらい、ここ1年で150~200時間/月ぐらい。ざっくりですが、設定狙い5:ハイエナ4:パチンコ1ぐらいの割合です。たしか1日の最高負け額が14万ぐらい、短期での最高負け額が、1週間で30万ぐらいだったと思います。それでも月単位でマイナスになったことはありません。
なので、大体200~300時間ぐらいやれば、ある程度は落ち着くものだと思っています。ハイエナの台数で言えば、2,000円のボーダーで200~300台ぐらい打てば、ある程度は落ち着くんじゃないですかね。
見直してみた結果、悪いところがあれば改善すれば良いし、ないのであればそのまま続ければ良いと思います。
下振れとスランプ、大体同じような意味合いかと思いますが、過去に記事にしたことがあったので、興味のある方は読んでみてください。
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まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
適当に書いていったら、未だかつてないぐらい長文になってしまいました。さすがに、ちょっと長すぎる気がするので、そのうち分割したり、一部削除するかもしれません。
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