本当にあったパチプロのはなし

ちょっと変わった経験談や、ギャンブルとの向き合い方について書いています。

幽霊がいるかどうかをパチ屋で検証した

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パチンコ・パチスロで飯を食い始めてから約7年が経ったわけですが、今月はその中でも一番ピンチな月かもしれません。

 

月の頭こそあまり調子が良くなかったものの、GW明け頃から盛り返し、しばらく平常通りの動きを見せていたのですが、12日を過ぎたあたりからめっきりと勝てなくなってしまいました。

 

内容を見直してみたところ、打っている台自体はそれほど悪いものではありません。ただ、6確のリゼロで4万負けたり、5以上確のブラクラ4で3万負けたり、遊タイムを3連続でスルーしたりとなかなか運の悪い展開。というか、運の問題どころか何かに取り憑かれているのではないかというほど勝てません。

 

「取り憑かれている…?」

 

「ハッハッハッ!そんわけないじゃないか!遂にトチ狂ったのかい?」と言いたい気持ちもよく分かりますが、実は思い当たる節が一つあるのです。

 

 

父親の命日

5月12日は父親の命日でしたが特に何もしませんでした。

 

これは別に今年に限ったことではなくて、三回忌だか四回忌だか、なんかそんな感じの事をしぶしぶやった記憶はありますが、それ以降は命日に特別な事をした覚えはありません。ちなみに父親が死んでから今年でちょうど20年になります。

 

なぜそんな感じなのかというと、死んじまえば人間所詮糞袋だと思っているからなのですが、そんなことを正直に書くと怒られそうなので、ここでは宗教上の理由としておきましょう。あんま死者を重んじない宗教なんですようちは。

 

まぁ宗教的なことはどうでもよくて、何かに取り憑かれたかのようにバタッと勝てなくなってしまったのは5月12日。そう父親の命日なのです。

 

父親が死んでから20年、幽霊界ではどういう基準なのかは分かりませんが、20年というとそこそこの節目なわけで、いわば命日アニバーサリーエディションなのに、何もしなかったことに腹を立てた父親が、親不孝者の息子に対し嫌がらせをしているのではないかと思ったのです。

 

走れあじ太郎

「とりあえず父親の怒りを鎮めんといかん」

 

そう思い、仏壇のある母親の家に向かうことにしました。

 

本当はお墓参りに行った方がいいんでしょうけど、今住んでいるところからうちのお墓は600kmほど離れており、墓参りの為だけに行くのも面倒くさいので、仏壇でよしとしました。こういうのは心が大事なんですよ。故人を偲ぶ心、それさえあれば物理的な距離など関係ありません。

 

実家…というか母親の住んでいる家は僕の家から1時間ぐらいの距離にあります。善は急げ、思い立ったが吉日、そんな感じのノリで実家に向かいました。

 

道中、スーパーに立ち寄りました。手ぶらで行くのも悪いので、何かしらお供え物でも買っていこうかと考えたのです。最初はお花とフルーツの詰め合わせ的なものにしようかと思ったのですが、別に親子なんだからそんなかしこまる必要もないだろうと、250mlのアサヒスーパードライと梨にしました。

 

なぜ250ml缶にしたかというと350ml缶より安かったからで、なぜ梨にしたかったかというと僕が好きだからです。父親はぶどうが好きだったので一瞬ぶどうにしようかと思ったのですが、種をペッってするのが面倒なので梨にしました。父親が梨が好きだったのかは知りませんが、梨を嫌いな人はいないので別に良いでしょう。

 

そして…ついに対面!

母親の家のチャイムを押して母親に出迎えてもらい、とりあえずキッチンの換気扇の下でタバコを吸い、暑かったのでビールを飲みました。いかんいかん、こんなことをしている暇はない、さっさとお線香をあげなくては。ということで、遂に仏壇と対面しました。

 

ビールは飲んでしまったので、とりあえず梨だけお供えして、線香をあげて、小さい鐘的なものをチーンとしてお参りしました。その足でリビングに向かい母親に梨を剥いてもらい一緒に梨を食べました。梨うめぇ。

 

その時、閉め切った室内にも関わらず、一陣の爽やかな風が吹きました。

 

「ゴーッ!」という音と共に、空気清浄機が稼働し始めました。こっそりおならをしたのがバレたようです。最近の空気清浄機は凄いですね。

 

とりあえず目的の仏壇参りは達成。父親も満足してくれたと思うので、これで連勝街道は間違いないでしょう。リビングで母親イチオシの謎の韓国映画を見た後、晩飯に中華料理を食いに行ってその日は帰りました。

 

最後の一撃はせつない

翌日、ついにパチンコ屋に舞い戻ってきました。

 

「昨日までの俺とは違う…!」

 

仏壇参りを済ませたことで、未だかつてないほどの自信がみなぎってきました。

 

その日はハイエナの日でした。一応ぞろ目の日の翌日だったので、据え置きで何かしら狙える見込みのある日だったのですが、寝坊してしまったのでハイエナにしました。

 

順調に見つかる台、軽い肩、軽やかな足取り…。

 

なんと言えばいいでしょう。負ける気がしない、いや、勝てる気しかしないと言ったところでしょうか。セルと戦った時のベジータのように、スーパーあじ太郎になっていると確信しました。

 

 閉店近くまで歩き回り台を打ち続けた結果は如何に…?!

 

 

 

 

 

 

というわけで、本日の収支はマイナス3万500円でした。…負けてんじゃねーか!!幽霊なんていねーよばか。

 

 

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