本当にあったパチプロのはなし

ちょっと変わった経験談や、ギャンブルとの向き合い方について書いています。

スターダストクルセイダース的稼働日記

僕がスロットを打ち始めた当時、パチンコ屋さんというのはヨハネスブルグより危険な場所でした。

 

地は裂け海は枯れ、客はラオウのように台をどつきまくり、台をどつくのに飽きれば他の客をどつきまくる。かたや店員は店員で宍戸梅軒のように鍵の束をジャラジャラ振り回し客にメンチを切っている。まさにこの世の終わりの世紀末かというような有り様で、もやしっ子だった僕は毎日ビクビクしながらでスロットを打っていました。

 

ただ郷に入っては郷に従えという言葉があるように、最初は借りてきた猫のように恐る恐る隅っこの方でペシペシスロットを打っていた僕も、1か月経つ頃には我が物顔でホールを練り歩き、1万円お金が入れば台パン、2万円でローリングソバット、3万円も入ろうものなら怒り狂って剛掌波、そんな感じで遊ばせて頂いていました。

 

とはいえ、時代も変われば人も変わると。今ではパチスロを打っている時に怒るということはありません。いうてパチスロ生活も長いですからね。酸いも甘いも存分に嚙み分け、仏のような広い心でパチスロットルと向き合っています。

 

5万入ろうが10万入ろうが、逆に、万枚出ようが5万発出ようが、特に心が動くことはありません。そんなものは全て期待値の範囲内であって、そもそも自分が選んで台に座っているわけなので、そこに感情を持ち出すなど論外だと、そういう事です。

 

なので、本日、番長3に諭吉が大量に飲み込まれた時も心は非常に穏やかでした。

 

番長3をぶっこわーす! 

つーかなんなんだよこのクソ台はよー。1万も2万も平気でペロッと飲み込みやがって、保通協に電話するぞ。と、そういう気持ちも無くは無いですが、別に怒ったところで劇的に出玉を吐いてくれるわけではありませんからね。

 

眠いまなこを擦り擦り、朝から抽選に並び良番を勝ち取り、狙い台の番長3に座ったものの朝からリセット天井だと…お次もひたすらハマり続けるだと…。まだな、まだ設定5なら百歩譲って勘弁してやるよ。でもな、てめーは設定6だろうが、119%だろうが。ふざけんなよ、仮に設定1でも98%だろうが。てめー鬼浜の設定Lを越える勢いで飲み込んでんじゃねえぞ。

 

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ぐぬぬ、ぐぬぬぬ。もう怒った、俺は怒ったぞ。お前、今日これ以上飲み込んだら「番長3から国民を守る党」を立ち上げて国政に参加してやるからな。NHKのテレビ演説で「番長3をぶっこわーす!」って言ってやるからな。

 

もう完全に頭にきたので、まるでスタープラチナかのような勢いで気合を入れてレバーを叩くことにしました。

 

スタープラチナ・ザ・ワールド!

オラオラオラオラオラオラーッ

 

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オラオラオラオラオラオラーッ

 

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オラオラオラオラオラオラーッ

 

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…………。

 

 おいマルハン…聞こえるか。

 

てめーの敗因は…たったひとつだぜ…たったひとつの単純な答えだ…

 

 

 

『てめーはおれを怒らせた』

 

 

 

とある日の収支

打った機種:番長3

投資:91,000円

回収:108,000円

+17,000円

 

 

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