本当にあったパチプロのはなし

ちょっと変わった経験談や、ギャンブルとの向き合い方について書いています。

世界の中心で、うんこ漏らす

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昔話をしましょう。

 

調べた限り、公開が2004年の5月ですから、今から15年以上前のことになるかと思います。

 

当時、「世界の中心で、愛をさけぶ」という映画が大流行していました。いわゆるセカチューというやつですね。私も一応、映画館に観に行ったのですが、正直な話、ストーリーは全く覚えていません。

 

覚えているのは、マジ泣きしている隣の女にバシバシ叩かれて心地よい眠りが邪魔された事と、その映画の中では「世界の中心」がオーストラリアのエアーズロックだとされていた事。

 

たぶん、本来この映画が伝えたかったことは、「世界の中心」は「愛すべき人がいる場所」とか、「あなたが世界の中心だ」とか、そういう感じなのだと思います。思いますというか、映画の後に行った喫茶店で、マジ泣き女がそんな感じの事を言っていました。

 

ハッキリ言いますが、そんなのは知ったこっちゃありません。当時の私はまだまだお子様でしたし、そもそも映画の隠されたメッセージに気付けるような感性は持ち合わせていないのです。

 

少なくとも、当時の私の世界の中心は、「エアーズロック」でもなく、「マジ泣きして殴ってくる女がいる場所」でもなく、間違いなく「パチンコ屋」でした。パチンコ屋が私のいるべき場所だったし、愛すべき人はリンとユリアだったからです。

 

今日は、そんな世界の中心で、うんこを漏らした時の話。

 

当然ですが、清らかで健全な話ではありません。

こういう話が嫌いな方や、お食事中の方はご注意ください。

 

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うんこ漏らしレベルについて

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本題に入る前に、うんこ漏らしレベルについて説明しておきましょう。

 

みなさんが、人生で何回うんこを漏らしているのかは知りませんが、私はかなりの回数漏らしています。正確に数えているわけではありませんが、同年代にしては、日本でも三本の指に入るレベル。マイスターといっても過言ではありません。

 

複数回、漏らした経験がある方であればご理解いただけるかと思いますが、うんこを漏らすのには、レベル(段階)が存在します。一般的にはパーセンテージで表されることが多いと思います。(ストロークで表される場合もあります)

 

例えば、「あ、しまった!」と思って急いでトイレに駆け込んだものの、チェックしてみたらギリギリセーフだった、という経験は誰しもがあると思いますが、これは0%です。こんなものは、漏らしたうちには入りません。

 

逆に、フルで出力してしまって、もうどうしようもない。一歩間違えれば人生が終わり得るパターンもあります。これが100%。アルティメットですね。このレベルに到達するのは、かなり稀。私の長年の経験からしても、数えるほどしかありません。

 

肩透かしで大変申し訳ないのですが、今回の話は、大体15~20%程度。大体1.5~2.0ストロークぐらいです。

 

ですから、全然ノーマル、日常で良く起こり得るレベルの話です。

 

初代 「北斗の拳」の時代

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2004年のパチスロは、初代 「北斗の拳」の時代でした。全国のホールがそうだったのかは知りませんが、少なくとも私の周りは、北斗の拳で一色に染まっていました。

 

4号機である初代「北斗の拳」の累計販売台数は62万台。5号機の最大ヒット作である「アイムジャグラーEX」が10万台、惜しまれつつも昨年末に引退した「バジリスク絆」が5.5万台。

 

当時と現在では、遊戯人口もホールの数も異なるので一概には比較できませんが、凄まじい台数だったということは、ご理解いただけるかと思います。当然私も、北斗の拳ばかり打っていました。「パチスロ=北斗の拳」だと思っていたぐらいですからね。

 

遊技客や店員を含めたホールの雰囲気も、さながら世紀末のような状況が、まだギリギリ残っている時代でした。ありていに言うと、今より治安が悪かったのです。

 

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2004年当時は、全盛期に比べるとかなり平和になっていた頃です。特に私より年代が上の方からすると、「これで治安が悪いって、お前、10年前に生まれてたら死んでるぜ?」ぐらいの感じだと思います。

 

ただ、10代半ばのヒョロヒョロのガキんちょからすると、それでもやっぱり怖い場所だったんですよね。特に私の生まれ育った地域は、ハンターハンターの流星街のような感じでしたから、ホールに入るのも命がけ。少なくとも今のように、気楽にフラっと入れるような場所ではありませんでした。

 

当然、緊張感はマックス。ホールは戦場ですから、いつ何が起こってもおかしくありません。

 

その時、何が起こったのか

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ここで思い出していただきたいのですが、前述の通り、私はうんこ漏らしマイスター。

 

一般の方でも、緊張感の高まりはうんこを漏らす原因となり得ます。マイスターレベルになってくると、緊張感がマックスの時点で、それは既に一触即発の状態というか、自分ではコントロールできない領域に入ってくるわけです。

 

その日も、お腹が痛いのを我慢しながら、パチスロ北斗の拳を打っていました。

 

ゲーム性をご存じの方であればご理解いただけるかと思いますが、2チェ(中段チェリー)を引いた後の32ゲーム間は激熱。高確であればバトルボーナス確定。通常以下でも25%の確率でバトルボーナスに当選するわけですから、かなりドキドキの32ゲームなわけです。

 

その時は、2チェを引いた後に「この32ゲームが終わったらトイレに行こう…」と思っていたのだと思います。32ゲームを消化し、バトルボーナスをスカったことにため息をつき、席を立とうと思った瞬間、後ろから歩いてきたお兄さんに、座っていた椅子を思いっきり蹴り飛ばされてしまいました。

 

そのホールの椅子は、固定式ではありませんでした。今でこそ、ほとんどのホールの椅子は固定されているかと思いますが、当時は椅子が固定されていないホールも普通にあったんですよね。

 

私が座っていた椅子は、モヒカン雑魚のように吹っ飛ばされ、私自身は、サウザーにやられたケンシロウのようにへたり込んでしまいました。衝撃度としてはかなりのものです。

 

一般的にうんこを漏らす確率は、腹痛・緊張・ドキドキの3点で計算されがちですが、私は適度な衝撃も非常に重要な要素だと考えています。

 

本来であれば、こちらもブチ切れ、一触即発、大乱闘スマッシュブラザーズみたいな事になるわけですが、その時は全くそんな気持ちにはなりませんでした。蹴り飛ばされたと認識した時には、当然、既にうんこを漏らし済み。漏らし済みというか、漏らしなうといった感じですから、そちらの方に意識が移ってしまっていたわけです。

 

私も長年パチスロを打っていますし、長年うんこを漏らし続けているわけですが、ホールで漏らしたのは、今のところ、これが最初で最後の出来事です。

  

後日談というか今回のオチ

そのお兄さんは、うんこを漏らし、泣きそうな顔をしている私と見つめ合った後、どこかに去っていきました。結構狭いお店だったので、普通に考えれば、周りのお客さんにぶつかったり、他の椅子に被害を与えているはずなのですが、その辺のところは、正直あまり覚えていません。

 

結局、なぜ蹴り飛ばされたのかもよく分かりませんでしたし、そのお兄さんの正体も分かりません。たぶん、お兄さんの進路を妨害してしまったとか、もともと私に何か恨みがあったとか、何かしらイラつかせてしまう要素が私にあったのでしょう。

 

漏らしたといっても、15~20%程度でしたから、新しいパンツを購入して履き替える程度で済んだのだと思います。30%未満でしたら日常茶飯事。対処には何の抜かりもありません。

 

これを読んでいるあなたが、大人になってから、うんこを漏らしたことがあるのかどうかは分かりませんが、人生は長いですから、必ずその日はやってきます。そんな時は、この話を思い出して、冷静に対処してください。

 

うんこを漏らすことは、誰にでも起こり得ることです。決して恥じる事ではありません。

 

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