本当にあったパチプロのはなし

ちょっと変わった経験談や、ギャンブルとの向き合い方について書いています。

パチンコ屋でこっぴどくフラれた話

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かつてイエヤス(男バージョン)が言っていたように、春は始まりの季節なんですよ。

 

最近、暗い話題が多いので、何か春にまつわる明るい話がないかなー、と考えていたところ、暗い話を思い出しました。

 

春に始まり、春に終わった一つの淡い思い出。パチスロ専業とパチスロ初心者による恋物語。

 

 

出会いはガラガラの店内で

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機種は思い出せないのですが、バラエティコーナーだったのは覚えています。

 

その日は狙いがばっちりハマって、朝からずっと1台の機種を打っていました。出玉もそれなり。いい気分で打っていたんだと思います。

 

お昼過ぎ、たぶん14時ごろだったでしょうか。左隣の台に、1人の女の子が座ってきたんですよね。相当な過疎店だったので、店内はガラガラ。今風にいうと、トナラーみたいな感じですかね。

 

その女の子は、相当な初心者のようで、台間に挟まっている遊技説明のPOPを見ながら、1ゲーム1ゲーム慎重に、そして丁寧に回していました。

 

それ、自分のちゃうで

遊技説明を見ながら打つのは、初心者にとっては賢い選択だと思います。ですが、その女がアホだったのは、自分の台の遊技説明ではなく、私の台の遊技説明を見ながら回していたこと。

 

そのお店では、向かって左の台間スペースに遊技説明が設置されていたのですが、彼女は右の台、私の打っていた台の遊技説明を熱心に見てたんですよね。

 

バラエティコーナーですから、左右で機種が全然違うんですよ。普通に考えたら、少なくとも数ゲーム回した時点で気づくはずなんですけどね。リール図柄が全然違うし。

 

初心者過ぎたのか、アホだったのか、彼女はなかなか気づきません。業を煮やした私は、彼女に声を掛けることにしました。

 

「それ、自分のちゃうで」

 

私の声に反応し、彼女が振り向いた瞬間、機械の騒音がこだまするパチンコ屋は静寂につつまれ、不思議な音が鳴り響きました。

 

(ギュイーン…パン…!)

 

赤い実がはじける音

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はい、皆さんにも「ギュイーン…パン…!」という音が聞こえたはずです。

 

これは、赤い実がはじけた音。

 

愚かなパチスロ専業は、恋に落ちてしまったんですね。いわゆる一目惚れというやつです。

 

普通に可愛かったんですよ。パチスロキャラでいうと、マジハロのアリスみたいな感じ。「いつも元気いっぱい!」というような見た目と裏腹に、どこか闇を抱えていそうな美少女でした。

 

ほんの数秒だったのか、あるいは永遠だったのか。先に口を開いたのは、彼女の方でした。

 

「はぁ…そうですか。ありがとうございます」

 

彼女は、そう口にしたかと思うと席を立ち、二度と帰ってくることはありませんでした。

 

こうして一人のパチスロ専業の淡い恋は、わずか数秒で終わりを迎えたのです。

 

<完>

 

まとめ

このブログを読んでいただいている方は、ほとんどが男性かと思いますが、数少ない女性の読者の方にはご理解いただきたい。

 

男はみんなバカなんですよ。特に年齢を重ねると、見かけた女性の全員に恋をするようになります。

 

おまけ

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少し話が変わるのですが、遊技説明の小冊子って意外と役に立つことがあるんですよね。メーカーによってだいぶ違うんですけど。

 

最近だと、たとえば、絆2のプッシュボタンを押したらゲーム数が表示されるとか、地獄少女の実質CZ確率とか、エヴァフェスのアイコンとか。

 

特に導入初期において、認知度が低そうなことが普通に書いていたりするので、たかが小冊子とバカにせずに一度読んでみると、たまーに得することがあるかもしれませんよ。

 

最近は、仕様がややこしい台も多いですからね。ゲームフローや小役構成も、絵付きで丁寧に解説されているので、一度ざっくりと目を通しておくと、解析情報もすんなり頭に入ってきやすいと思います。

 

 

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