いわゆる鉄板みたいなもの。
たとえば、新台には全台設定6を入れる店とか、5のつく日はジャグラーの末尾5番台に高設定を入れる店とか。そういうお店は得てして人が集まりやすく、抽選の突破が難しいんだけど、中には穴場的なお店もあって、朝抽選を受けさえすれば、確実に高設定が打てる店がある。いわゆる鉄板ー我々のような人種は、誰しもがそういう鉄板みたいなものを持っている。
朝起きて、パチンコ屋に行けばそれで勝ち。あとはひたすら回すだけ。なんならクソのついでに祈ってみたっていい、ただそれだけ。
魂にも脂肪が付くものだ、俺の魂にも
朝起きて、パチ屋に行く。ただそれだけ。それだけのことなのに、トラブルに巻き込まれる。最悪だ。これが最悪でない奴がいたら是非ともお目にかかりたいよ。コーランでも唱えて許してもらうか?
その日はトラブルに巻き込まれ、朝一、パチンコ屋に向かうことが出来なかった。大きなトラブルじゃない、小さなトラブル。ケータイのアラームが鳴らなかった。もしくは、無意識下でスヌーズを止めてしまった。もしくはブギーマンが俺の目覚まし時計を叩き壊した。ただそれだけ。
昔は設定6が打てるとなったら何があっても飛び起きたのにな。魂にも脂肪が付くものだ、俺の魂にも。
過ぎちまったことはしょうがねぇ。起きて、時計の針が1時を回っているのを見た時には、流石に今日は行くのをやめようかとも思ったぜ。でもな、止まらねぇんだよ。
止めらんねぇんだよ。俺が戦いをやめないのはな、あの頃の俺は、生きてるってことをこいつにかけたんだ。そいつを嘘にしたくねえからだよ。
地獄の窯の底で踊りに行こうかベイビー。起き抜けに颯爽と着替え、スーホに跨りパチ屋に向かう。パカパカ。
※スーホとは・・・あじ太郎氏の飼っている白馬。初代スーホは馬賊に攫われてしまったので、現在のスーホは二代目である。詳細は過去記事参照
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俺たちの流儀にして、唯一の戒律
スーホは弾丸のように速い。跨って、一息つけばそこはもうパチ屋なのさ。パチ屋につけばそこはもう戦場。勝つか負けるか。殺るか殺られるか。
狙っていた台の確認。出ている。メダルがいっぱい出ている。マジか。
俺は無条件の力を行使し利潤を追求する。この世に信奉すべきは剛力のみ、ただ一つ。俺たちの流儀にして、唯一の戒律。とりあえず、その台を打っている輩を力で引っぺがし、出玉を丸ごと頂くとするか。
狙っていた台を打っているボンクラの肩に手をかけ、台から引っぺがそうとした瞬間、脳裏に一つの考えが浮かぶ。
「さすがにそんなことをしたら出禁になるんじゃないのか?」
危ねぇ危ねぇ、出禁はマズい。そいつはクールじゃねぇ。今日のところはやめておこう。命拾いしたなボーイ。せいぜい頑張りな。
蛇のようにチャンスを待つのさ、ボーイ
何も焦ることはない。条件に当てはまる台が空くのを待てばいい。蛇のようにチャンスを待つのさ、ボーイ。なんならクソのついでに祈ってみたっていい。なんかお腹痛くなってきたな。トイレに行くか。祈るか。お願いします、お願いします、お願いします。
トイレから出ると番長3が空いている。ほらな、すぐ空いたじゃねぇか。ん?そういえばさっきからずっと空いていたような気がするな。まぁいいか。
高設定でも出玉が取れず、負けるみたいな話はよく聞くが、そんなものはリコリス飴みたいなものさ。よく分かんねぇな。リコリス飴ってなんだ?あれか、北欧のマズイやつか。まぁそんなのはどうでもいいんだよ。
メダルってのはなぁ出るんじゃねぇ。出すんだよ。パチスロってのはなぁ勝ちたいんじゃねぇ。勝つんだよ。
さぁ行こうか。道を開けろ、俺が通る。撃鉄はもう既に起こしている。勝ちと負け、どっちの結末をお前は選ぶ。命は一つだ。二つは取れないぜ。
俺をなめるなよチンピラ
時刻は22時。打っている台はブラックラグーン4。見事にヘヴンズラッシュを勝ち取り、400枚ほどの出玉を得たぜ。
この流れは番長でボロンチョにやられたやつだと思うだろ?チッチッチッ。甘い甘い甘い。番長は21時半ごろに切り上げ、ラストにブラクラ4の170を拾ったのさ。
結果を言おうか。2台合わせて投資400枚の回収7727枚。+7327枚ってとこか。悪くねぇ、クールだぜこれは。
俺をなめるなよチンピラ。パチスロ打たせりゃ天下無双のあじ太郎兄さんだぜ。勝つって言ったら勝つんだよ。
まとめ
わけが分からない奴はブラックラグーンを読め。
結論:早起きは三文の徳とは限らない。
補足:今回の話は少し…かなり盛っています
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