むせかえるようなアスファルトの匂い、クラスのあの子と二人乗りして走った海岸線、そういうものと同じように、鉄拳デビルというのは僕らの青春なんですよ。
5号機の鉄拳デビルが出た2012年5月当時、純増2.0枚の番長2や純増2.2枚の北斗世紀末がメインの中、純増3.0枚を引っ提げて登場した本機。先行情報が出た時、「ふえぇえええ、純増3.0枚だと!1日3万枚も出ちゃうやんけ!どっひゃぁぁああ!」とおしっこを漏らしたことを覚えています。
いやねーこの台本当に衝撃的だったんですよ。17年にも渡る5号機の歴史の中でもインパクトだけでいうとトップクラス。みんながトルクチューンモーターでマシンを組む中、急に「覇王」とか「烈風」みたいな違法モーターをブッコんで来たみたいな衝撃。まさに悪魔的な魅力を持つ一台でした。
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そんな鉄拳デビルの後継機が出たと言われれば打つしかありません。鉄拳デビルっていうのはロマンなんですよ。設定とか期待値とかそんなのはど~でもいいの。
パチ屋に来たぞ!
さて、やってきましたパチンコ屋。狙うは当然、鉄拳デビルであります。
朝一の抽選は約25人中6番という悪魔的良番。いくら大人気の新台とはいえ、この番号であれば座れるでしょう。開店の時間を待ちます。
朝一の入店の際は独特の緊張感がありますよね。僕は毎日のようにパチンコ屋さんに通っているのですが、狙っている台が取れるかどうかのドキドキ感は未だに毎日感じています。前の人の顔ぶれを見て取れるかどうか、どの台に行くか考えるわけですよ。「あ、あのナマズっぽい奴がいるからマイジャグは無理だな」とか、「見たことない若いにーちゃんがほとんどだからこいつらは遊タイム行くんだろうな」とか。
その日は僕の前には今にもデビルに連れていかれそうな死にかけのジジイとババアしかいなかったので、今日はもうこれは貰ったなと思って入場したわけですが、どういうことか狙っていた「ぱちんこ ウルトラマンタロウ2」の前日850ヤメ台には先頭のジジイが座っていました。「てめぇは何打っても同じだろ!」と怒鳴りながらジジイの頭をぶん殴ってどかせようという悪魔的なたくらみが一瞬頭をよぎりましたが、ワンチャン逮捕されるので我慢しました。
いやねーデビルが打ちたいよそりゃ。打ちたいんだけども、流石にタロウの850ハマりを見逃して設定1のデビルに行くほどではないのよ。
本当はデビル打ちたいんだけどなあ。でもこの店、パチンコとスロットで抽選分かれてるんだよなあ。パチンコの抽選受けた時点でスロットは一般入場になっちゃうわけだから流石に新台のデビルは打てないよなぁ。残念だなあ、本当に残念だなあ。
まあ一応見るだけ見とくか、と思ってスロットコーナーに行くと普通にデビルが空いていました。マジかよ。えーデビル打つしかないじゃんいやだなあ。
実際に打ってみた
というわけで、朝一から鉄拳デビルを打ちました。
さて本機、有利区間リセット時にデビルゾーンと呼ばれるゾーンに突入します。デビルゾーンではフリーズの確率が1/812(設定1)に超アップ。フリーズすれば鉄拳アタックという特化ゾーン付きのAT確定。その期待枚数はなんと2000枚。
コイン持ちは50G/50枚で、デビルゾーンは100ゲーム保証+転落抽選で平均120ゲーム。単純に考えるとデビルゾーン1回あたりの投資は120枚。それを7回(≒812ゲーム)回せば2000枚なので+1188枚。ということは、デビルゾーン1回あたりの価値は+170枚。デビルゾーンだけ回せば石油王じゃねぇか。
と思って気合のレバーオンをしたならば、一八がフンフン踊ってるだけでデビルゾーンにはいきませんでした。リセット時はデビルゾーンにはいかないようです。なんじゃそら。
だがしかし、ここで考えるべきことは、本来いくはずであるデビルゾーンにいかないということは、それを補う何かしらの恩恵がリセットには用意されているはずであるということ。モードが優遇されているとか、AT突入しやすくなるとか、何かしらあるんでしょう。
と思って打ち進めましたが、普通に天井に行きました。三戦突破しました。デビルラッシュ突入です…って当たるんかい。
なんか知りませんが普通に三戦突破してデビルラッシュに入りましたね。撃破玉みたいなのを1個+撃破率は赤までいって79%でした。普通に一八が平八をボコっていました。やったね。初期ゲーム数を決めるやつは320ゲーム。平均が200ゲームちょいらしいので上出来でしょう。
AT中は悪魔的に何事もなく、1100枚ぐらい出て終了。その後、非有利区間を経由してデビルゾーンに入りましたが今回はフリーズは引けず。デビルゾーン後のオープニングチャージ(リゼロでいうところの風呂orひざ枕)の後、カードだけ確認してやめました。このカードの色が次回の当たりまでのゲーム数を示唆しているそうです。あと、オープニングチャージのキャラは普通は一八なのですが、一八ではなく女だったら高モードのチャンスだそうです。
さて、6号機の鉄拳デビルですが、総合的な評価としては、まぁもういいかなと言ったところ。ある程度の理解があればデビルゾーン準備を狙える仕様なので、エナ向きの台ではありますが、なにぶん僕の地域では導入が極めて少ないので今後打つことはあまりなさそうです。
とある日の収支
打った機種:鉄拳デビル・Pバジリスク甘・P銀河鉄道甘ほか
投資:66,000円
回収:82,000円
+16,000円
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